オルタナティヴ・ロックが世界を席巻していた90年代、ニルヴァーナやレディオヘッドと同時代に登場し、唯一無二の音楽世界を築き上げた男、マーク・リンカス――“スパークルホース”。彼の人生と音楽の核心に迫るドキュメンタリー映画『悲しくて美しい世界/THIS IS SPARKLEHORSE』が、2026年4月24日(金)より公開される。

本作は、1995年にファーストアルバム『Vivadixiesubmarinetransmissionplot』で鮮烈なデビューを果たし、レディオヘッドやR.E.M.のオープニング・アクトにも抜擢されるなど高い評価を得ながらも、アルコールと薬物の過剰摂取による事故とその後遺症、そして内なる苦悩と闘い続けた末に2010年に自ら命を絶ったマーク・リンカスの軌跡を描く。
ルーツミュージックを基盤に、アメリカン・ゴシック、ローファイ、ノイズ、サイケデリック、アンビエントなど多彩な音楽性を融合させたスパークルホースの音楽は、まるで深夜に静かに開いたおもちゃ箱のように幻想的で、かすれた声が彼岸から響く子守唄のような独自の世界を生み出した。日本では決して広く知られていたとは言えないが、その芸術性は現在も高く評価され続けている。
映画は、マーク本人が死の直前に残した貴重なインタビューを軸に、映画監督デヴィッド・リンチをはじめとする親交の深かったミュージシャンや関係者の証言を交え、孤独と創造のはざまで生きた彼の実像に迫る。震えるほどの狂気と優しさを併せ持つ音楽、そして「ただ幸せになりたかっただけ」という願いに彩られた人生の軌跡が、静かで力強く浮かび上がる。
解禁されたメインビジュアルには、馬の被り物をかぶりギターを手にする象徴的な姿が配され、「ただ幸せになりたかっただけ」というコピーが添えられている。
■作品情報
タイトル:『悲しくて美しい世界/THIS IS SPARKLEHORSE』
公開日:2026年4月24日(金)より公開(ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿K’s cinema、アップリンク吉祥寺ほか) 
出演:マーク・リンカス、デヴィッド・リンチ、ジョナサン・ドナヒュー&グラスホッパー、デヴィッド・ロウリー、ジェイソン・ライトル、ジェマ・ヘイズ、ジョン・パリッシュ ほか 
監督:アレックス・クロートン、ボビー・ダス 
脚本・ナレーション:アンジェラ=フェイ・マーティン 
製作国:イギリス/2022年
上映時間:92分
言語:英語
配給:ブライトホース・フィルム 
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