坂口健太郎が“罪と赦し”を背負う孤独な青年に!『私はあなたを知らない、』公開決定

フランスとの共同製作で描かれる、ユーモアと愛情に満ちたヒューマンサスペンス映画『私はあなたを知らない、』が、2026年晩夏に全国公開されることが決定した。主演を務めるのは、国内外で活躍を続ける坂口健太郎。監督・脚本は、『湯を沸かすほどの熱い愛』以来10年ぶりの完全オリジナル脚本となる中野量太が手がけ、両者の初タッグが実現した。

本作の主人公・西山夕平は、天涯孤独の身として、感情を抑え込みながら淡々とした日常を送る28歳の青年。自ら定めたルーティンの中で生きることに疑問も孤独も感じずにいた彼の人生は、職場に新しくやってきたパート職員の女性・紗月との出会いによって、静かに変化していく。彼女がシングルマザーであり、幼い娘と生きていることを知った夕平は、これまで心の奥底に押し込めてきた“家族への渇望”を自覚し始める。

紗月とその娘と過ごす時間は、夕平に生きる喜びと温もりを与えていく一方で、彼の心に潜んでいた危うさも浮かび上がらせていく。愛に救われながらも、愛に囚われてしまう――その果てに彼が下す選択は、決して肯定されるものではない。それでもなお、本作はその行為に至るまでの人間の複雑な感情や、そうせざるを得なかった心の軌跡を丁寧に見つめていく。

「人を愛すること」、そして「罪と贖罪、赦し」をテーマに据えた本作は、フランスのPyramide Productionsとの国際共同製作として進行。すでにフランスでの配給も決定しており、ワールドセールスはGoodfellasが担当するなど、完成前から国際的な注目を集めている。坂口健太郎は本作のために髪を短くカットし、青年期から40代に至るまでの夕平の人生を全身全霊で体現。これまでにない姿で、繊細かつ重層的な人物像に挑んでいる。

あわせて解禁されたティザービジュアルでは、保育園を思わせる芝生の上にたたずむ夕平の姿が印象的に切り取られている。「天涯孤独になった私に、13年前、半年間だけ、父親みたいな人がいた。」という言葉とともに提示されるその表情は、本作が描く“愛”と“赦し”の物語を象徴する一枚となっている。中野量太監督がこれまで描いてきた既成概念にとらわれない家族像と、人間の複雑な感情に真正面から向き合う視線が、本作でどのように結実するのか、大きな期待が寄せられている。

■作品情報
タイトル:私はあなたを知らない、
公開日:2026年晩夏 全国公開
主演:坂口健太郎
原案・脚本・監督:中野量太
配給:クロックワークス

©2026「私はあなたを知らない」製作委員会