2026年2月6日(金)より全国順次公開されるドキュメンタリー映画『パンダのすごい世界』の本ビジュアルとティザー予告編、新場面写真が解禁された。本作は、中国映画界最大級の映画賞・中国金鶏賞で最優秀ドキュメンタリー/教育映画部門にノミネートされた注目作だ。

本作が描くのは、世界中で愛されるジャイアントパンダの“知られざる一生”。中国・四川省を中心に、北京や香港で暮らす幅広い年齢のパンダに密着し、誕生から成長、野生復帰訓練、国際的な文化交流、そして老後の生活までを丹念に追いかける。可愛らしい仕草の裏にある、たくましく生きるパンダの姿を記録した貴重な映像が収められている。
主な舞台となるのは、四川省に点在するジャイアントパンダ保護研究センター。ここは、2023年まで上野動物園で暮らしたシャンシャンをはじめ、日本から返還されたパンダたちが生活する場所としても知られている。作中には、野生復帰を目指す親子パンダや双子パンダ、さらに世界的スターとして知られるファーファーなど、個性豊かなパンダたちが続々と登場。シャンシャンや、韓国で社会現象的な人気を誇ったフーバオの姿も垣間見ることができる。
解禁された本ビジュアルでは、雪深い山奥で野生さながらに暮らすパンダの姿を大きく捉え、動物園では決して見ることのできない貴重な瞬間を切り取っている。タイトルロゴの周囲にはさまざまなパンダの姿が散りばめられ、「みんなパンダを愛している」というコピーが、本作に満ちたパンダ愛を象徴している。
あわせて解禁されたティザー予告編では、まもなく中国へ返還される上野動物園のシャオシャオとレイレイが向かうであろう保護研究センターを舞台に、生まれたばかりの赤ちゃんパンダや無邪気に遊ぶ子どもパンダ、雪山で子育てをする親パンダの姿が映し出される。「この世に生まれ、育ち、そして親になる」というナレーションとともに、人とパンダの深い絆が静かに、そして力強く描かれていく。
さらに、新場面写真6点も公開。飼育員と寄り添うパンダ、じゃれ合う親子、床に伏せる子どもパンダ、ふわふわの双子の赤ちゃん、雪山で木登りをする姿など、パンダの多様な表情と暮らしぶりが切り取られている。
野生パンダの数は、飼育員たちの献身的な努力によって、1980年代の約1100頭から現在では約1900頭まで回復。本作は、絶滅の危機を乗り越えつつあるパンダと人間が共に生きる未来にも光を当てている。日本からパンダがいなくなる日が近づく今だからこそ、その“人生”を見つめ直す一本となりそうだ。
▼予告編






■作品情報
タイトル:パンダのすごい世界
公開日:2026年2月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開
監督:ビボ・リャン
出演:シエンシエン、ルイルイ、シアオルー、シアオジアン、ファーファー
製作年:2025年
製作国:中国
上映時間:84分
原題:The Panda Adventure
配給:アンプラグド

