台湾史上初となる“走行中の台湾新幹線”を舞台に、96分間ノンストップで展開する緊迫のアクションスリラー『96分』が、2026年3月13日(金)より日本公開されることが決定した。

物語の舞台は、台北から南部・高雄へ向かう台湾新幹線(高鉄)の車内。爆発物処理専門家のカンレンは、妻とともにこの列車に乗車していたが、走行中に元上司から一本の電話を受ける。「列車に爆弾が仕掛けられている」。しかも、列車を停止させた瞬間に爆発するという最悪の条件が突きつけられる。台北から高雄までの所要時間は96分。カンレンは限られた時間の中で爆弾を見つけ出し、乗客全員の命を救わなければならない。
刻一刻と迫るタイムリミット、錯綜する情報、そして正体不明の犯人の目的。密閉された高速鉄道という極限状況の中で、カンレンは専門家としての知識と冷静な判断力を武器に、前代未聞の危機へと立ち向かっていく。果たして爆弾は解除できるのか、そして96分の行き着く先に待つ結末とは――。
主人公カンレンを演じるのは、『ナイト・オブ・シャドー 魔法拳』やNetflix映画『僕と幽霊が家族になった件』で知られるリン・ボーホン。妻役には『私の少女時代 Our Times』『赤い糸 輪廻のひみつ』のヴィヴィアン・スンが名を連ねる。監督は、デビュー作『狂徒』で金馬奨最優秀新人監督賞にノミネートされたホン・ズーシュアン。本作は脚本構想から完成まで9年を費やし、日本製車両を忠実に再現するため日本から部品を取り寄せ、台湾初となる高速鉄道車両用スタジオを建設。ハリウッドのバーチャルアート技術も導入し、1億元(約5億円)以上を投じて徹底的にリアリティを追求した。
2025年9月に台湾で公開されるやいなや大ヒットを記録し、興行収入は約10億円に到達。2025年台湾映画興行収入1位という快挙を成し遂げ、第27回台北電影節のオープニング作品にも選出された。アジア各国でも高い評価を受けた話題作が、ついに日本のスクリーンに登場する。 

■作品情報
タイトル:96分
原題:96分鐘
公開日:2026年3月13日(金)
監督:ホン・ズーシュアン
製作:ジェフ・ツォウ
出演:リン・ボーホン、ヴィヴィアン・スン、ワン・ポーチエ、リー・リーレン
製作年:2025年
製作国:台湾
上映時間:120分
言語:中国語
音響:5.1ch
サイズ:スコープサイズ
配給:ハーク
©2025「96分鐘」製作委員会

