DCスタジオが贈る新生DCユニバース(DCU)に、ついに新たなヒロインが登場する。ジェームズ・ガン監督作『スーパーマン』のその先を描く最新作『スーパーガール』(原題:Supergirl)が、2026年夏に日本公開決定。主人公は、スーパーマン/クラーク・ケントの従妹であり、世界中のファンに愛されてきた人気キャラクター、スーパーガール/カーラ・ゾー=エルだ。

本作では、スーパーマンと同じ“クリプトン星の血”を受け継ぎながら、あくまで彼とは異なる価値観や視点を持つ“Z世代のニューヒロイン”としてのカーラの姿が描かれる。解禁されたティザー予告編とティザービジュアルからは、彼女の物語がいかに現代的でエモーショナルなヒーロー像を形成するのか、その片鱗が示されている。
ティザー予告の冒頭、スーパーマンが街を救ったと伝える新聞の映像が映し出され、前作『スーパーマン』との確かな地続きが示唆される。続いて描かれるのは、カーラの親友であり“相棒”でもあるスーパードッグ・クリプトの姿。そして二日酔い気味に目覚めるカーラという、ヒーローでありながら人間らしい等身大の一面だ。
「私は、カーラ=ゾー・エル。最高の23歳にする」と語る一方で、クリプトに「大丈夫。私たちなら乗り越えられる」とつぶやく彼女の姿からは、過去に何らかの傷や喪失を抱えていることがうかがえる。カーラの故郷・クリプトン星の崩壊と、その影響を示唆するルーシーの言葉は、彼女の内面に深く根ざす「痛み」と「再生」の物語を予感させる。
さらにコスチューム姿のスーパーガールが初披露され、目から放たれる光線や空中戦など、スーパーマンにも匹敵する能力を次々と披露。終盤、ルーシーに「スーパーマンの能力は?」と問われたカーラが答える印象的な台詞「彼は人の善を見抜く。私は真実を見抜く」この一言が、スーパーマンとは異なるヒーローとしての彼女の存在理由を鮮烈に示している。
解禁されたティザービジュアルは、青を基調とした背景に“S”マークを背負ったスーパーガールが堂々と立つシンプルな構図。そのコピーは、挑発的な三つの言葉「真実/正義/どうでもいい」これは、これまでのヒーロー像への“反抗”にも似たニュアンスを持ちながら、既成概念に縛られないカーラの強さと自由さを象徴するものとなっている。
カーラを演じるのは、オーストラリア出身のミリー・オールコック。『スーパーマン』への短い登場ながら強烈な存在感を放ち、本作で満を持しての本格登場となる。
監督を務めるのは、女性主人公の物語を数多く手がけてきたクレイグ・ギレスピー(『クルエラ』『アイ,トーニャ』)。深い人物描写とエッジの効いた演出に定評がある監督が、スーパーガールという象徴的キャラクターにどのような新たな魅力を与えるのか、大いに注目が集まる。
さらに、エイリアン少女ルーシー役にイヴ・リドリー、そしてDC作品ではおなじみのジェイソン・モモアも出演。クリプトの再登場も明らかにされ、物語のスケールと感情のドラマを大きく広げる布陣が整っている。
2025年夏『スーパーマン』、そして2026年夏には『スーパーガール』と、ジェームズ・ガン率いるDCユニバースは2年連続の大型タイトルで世界を席巻することになる。ティザー段階で多くが語られていない本作だが、だからこそ物語の全容への期待は高まるばかり。Z世代ヒロインがどのように世界を救うのか——その“真実”が明かされる日が待ち遠しい。
▼ティザー予告
■作品情報
タイトル:スーパーガール(原題:Supergirl)
監督:クレイグ・ギレスピー(『クルエラ』『アイ,トーニャ』)
出演:ミリー・オールコック、イヴ・リドリー、ジェイソン・モモア ほか
製作:ジェームズ・ガン、ピーター・サフラン
全米公開:2026年6月26日
日本公開:2026年夏
配給:東和ピクチャーズ・東宝
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