韓国発のアニメーション映画『The King of Kings』が、『キング・オブ・キングス』として2026年3月27日(金)に日本公開される。本作は北米興行収入6000万ドルを突破し、『パラサイト 半地下の家族』をも上回る韓国映画史上最高収入を記録した驚異の大ヒット作だ。世界90カ国以上で公開され、まさに“世界規模のムーブメント”を巻き起こしている。

物語の着想源となったのは、チャールズ・ディケンズが子どもたちのために書き、生前は出版を禁じていた特別な物語『主イエスの生涯』。30年以上アニメ制作に携わってきたチャン・ソンホ監督率いるMOFAC STUDIOが、10年の歳月をかけてイエス・キリストの誕生から復活までをダイナミックに映像化した。

イギリスの国民的作家チャールズ・ディケンズ（声：ケネス・ブラナー）は、自身の朗読劇「クリスマス・キャロル」の舞台を、5歳の息子ウォルターの無邪気ないたずらによって台無しにされてしまい、親子関係は険悪に。そんな中、妻キャサリン（声：ユマ・サーマン）の助言を受け、ディケンズはウォルターのために執筆した特別な物語「王の中の王」を読み聞かせることを決意する。

物語の主人公は、二千年前のベツレヘムで生まれたイエス・キリスト（声：オスカー・アイザック）。12歳で自身の使命――“神の子”としての運命を悟り、30歳で洗礼を受けると、多くの奇跡を弟子たちの前で次々と起こしていく。人々に愛や赦しの尊さを説き、その教えは広まっていく一方で、「神への冒涜だ」と憎しみを抱く者たちも現れる。

やがてイエスは最後の晩餐で、自らの死と復活を予言。避けられない運命を受け入れ、十字架刑へと向かっていく——。父ディケンズが語る“ヒーロー”の物語は、ウォルターに何をもたらすのか。親子の心の距離を埋める“物語の力”が胸を打つ、壮大で普遍的な感動作となっている。

韓国映画でありながら、英語版には世界的名優が集結。ディケンズ役にケネス・ブラナー、キャサリン役にユマ・サーマン、イエス役には『スター・ウォーズ』シリーズのオスカー・アイザック。さらにマーク・ハミル、ピアース・ブロスナン、フォレスト・ウィテカー、ベン・キングスレーら、世界映画界を代表する面々が声の競演を果たす。

両手を広げた穏やかなイエス・キリストを中心に、背後には父ディケンズ、キャサリン、息子ウォルター、そして愛猫の姿が並び、物語の温かさと壮大な冒険への期待を高めるビジュアルとなっている。

■作品情報
タイトル: 『キング・オブ・キングス』
原題: The King of Kings
公開日: 2026年3月27日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
製作・監督・脚本: チャン・ソンホ
製作・撮影: キム・ウヒョン
脚本: ロブ・エドワーズ、ジェイミー・トーマソン
音楽: キム・テソン
声の出演: ケネス・ブラナー、ユマ・サーマン、ローマン・グリフィン・デイヴィス、オスカー・アイザック、ピアース・ブロスナン、フォレスト・ウィテカー、ベン・キングスレー
2025年／韓国・アメリカ／英語／101分／カラー／5.1chデジタル
字幕翻訳: 池田彩加
字幕監修: 小川政弘
推薦: 日本聖書協会／カトリック中央協議会広報
宣伝協力: いのちのことば社／クリスチャン映画を成功させる会
配給: ハーク
映倫区分: G

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