「家族にとってあなたは客人」英国の文豪が“家族”との時間を取り戻す物語『シェイクスピアの庭』予告編&ポスタービジュアル

『ヘンリー八世』上演中にグローブ座を焼き尽くした大火災後に断筆した英国の文豪シェイクスピアの知られざる最期の日々を描いた、ケネス・ブラナー監督・主演の映画『シェイクスピアの庭』が、3月6日より公開される。このほど、本作の予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

「才能に溢れたシェイクスピアは、なぜ49歳の若さで引退したのか?」というケネス・ブラナーの抱いた疑問から生まれた本作は、断筆したシェイクスピアがロンドンを去り、故郷ストラットフォード・アポン・エイヴォンで過ごした人生最期の3年間にスポットをあて、知られざる“人間シェイクスピア”を描き出す。

予告編は、断筆したシェイクスピア(ケネス・ブラナー)が約20年ぶりにロンドンから故郷に帰ってくるシーンから始まる。一家の主であるシェイクスピアの久々の帰還に、妻アン(ジュディ・デンチ)と娘たちは戸惑いを隠せず、「この世のすべてを知り尽くす」と言われた偉大なる作家であるシェイクスピアと家族との溝を思わせる。幼くして亡くなった愛する息子ハムネットのために庭を造ると言うシェイクスピアに、家族たちは長年秘めていた思いを打ち明ける…。父として、夫として、失われた時間を取り戻すべく、シェイクスピアとその家族の再生を予感させる。

ポスタービジュアルでは、『恋におちたシェイクスピア』で米アカデミー賞助演女優賞に輝いたジュディ・デンチ演じる妻アンと、リディア・ウィルソン演じる長女スザンナ、キャスリン・ワイルダー演じる次女ジュディスら家族が、ケネス・ブラナー演じるシェイクスピアをあたたかく癒やすかのように寄り添っている。名優イアン・マッケラン演じるサウサンプトン伯爵の姿もあり、豪華なキャスティングと華麗なコスチュームが印象的だ。

『シェイクスピアの庭』
3月6日(金)よりBunkamura ル・シネマほか全国順次公開
監督・出演:ケネス・ブラナー
脚本:ベン・エルトン
出演:ジュディ・デンチ イアン・マッケラン キャスリン・ワイルダー リディア・ウィルソン
配給:ハーク

【ストーリー】 1613年6月29日、「ヘンリー八世」上演中にグローブ座を焼き尽くした大火災の後、断筆したウィリアム・シェイクスピア(ケネス・ブラナー)は故郷ストラットフォード・アポン・エイヴォンの家族のもとへ戻った。20余年のあいだほとんど会うことのなかった主人の帰還に、8歳年上の妻アン(ジュディ・デンチ)と娘たちは戸惑いを隠せない。そんななかシェイクスピアは、17年前に幼くして亡くなった最愛の息子ハムネットを悼む庭を造ることを思い立つ。「この世のすべてを知り尽くす」と言われるシェイクスピアでさえ想像の及ばない、家族それぞれの思いとは…。

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