藤井道人プロデュース、24歳の新鋭監督・秋葉恋の長編デビュー作『東京逃避行』が、2026年3月20日(金)に公開される。このたび、特報映像、本ビジュアル、そして物語を大きく揺るがす新キャストの情報が一挙解禁。さらに、主題歌が町田ちまの書き下ろし楽曲「ネオンと残像」に決定した。

解禁された特報映像は、「がっこーに行かない私が、かぶきちょーで日記を書いてみました。」という印象的な少女の声から幕を開ける。雑多な熱気が渦巻く夜の歌舞伎町を背景に、居場所を失った女子高生・飛鳥と、ネット小説『東京逃避行』の作者・日和が出会い、急速に距離を縮めていく。
彼女が紹介されたのは、トー横に流れ着いた若者たちの面倒を見るエド、そして界隈のリーダー格メリオ。だが「日和のこと全部信じちゃダメだよ」との忠告をきっかけに空気は一変。メリオの「もしかしてさ、俺らのこと嗅ぎ回ってんの?」という一言を皮切りに、飛鳥と日和は街中から追われる逃避行へと走り出す。半グレ組織、警察、若者たちの思惑が複雑に交差し、たった一夜で状況は急転——4人の運命が“予測不能”に揺れ動いていく。
ビジュアルには飛鳥・日和・エド・メリオの4人が鋭い眼差しでこちらを見据え、感情の衝突が一枚に凝縮されている。コピーは、「裏切りも、痛みも、希望も、全部抱えて駆け抜けた、予測不能なたった一夜の逃亡劇」物語の本質を射抜く、緊張感あふれるメインビジュアルとなった。
主要人物たちを取り巻くキーパーソンとして、以下の3名が新たに出演することが明らかになった。
●松浦祐也(慎二 役)
日和がトー横へ出る原因を作った父・慎二を演じる。「若いクルーが一丸となって今作に挑みました。こういう若人がこれからの邦画を担っていくんですからね。」と、秋葉監督率いる若き制作陣への熱を語った。
●深水元基(多田 役)
歌舞伎町を支配しようと目論む半グレ組織の元締め・多田役。「心のざわつきをリアルに描いたこの作品に共感し救われる人は多いと思う。」とコメント。
●さとうほなみ(レイカ 役)
トー横の児童相談所で働く女性・レイカとして出演。「救われたい命と救いたい命——見てみぬふりをしてほしくない現実を映した作品です。」と本作への想いを語った。

主題歌は、にじさんじ所属の町田ちまが本作のために書き下ろした「ネオンと残像」。町田は、「細かい部分まで妥協することなく、こだわり抜いた渾身の一曲です。秋葉恋監督の作品が誰かの『居場所』になりますように。」とコメント。揺れ動く心情を繊細に描いた楽曲が、物語の世界観と強く呼応している。
■作品情報
『東京逃避行』
出演:寺本莉緒、池田朱那
綱啓永、高橋侃
松浦祐也、深水元基、さとうほなみ
監督・脚本:秋葉恋
主題歌:町田ちま「ネオンと残像」(Altonic Records)
エグゼクティブプロデューサー:藤井道人
音楽:堤裕介
製作幹事:サイバーエージェント
配給:ライツキューブ
制作プロダクション:BABEL LABEL
2026年3月20日(金)全国公開
ストーリー:
家にも学校にも居場所がない女子高生・飛鳥は、“トー横”で暮らす少女が綴ったネット小説『東京逃避行』に憧れ、歌舞伎町へと向かう。作者・日和と偶然出会い意気投合するが、そこで目にしたのは衝撃的な現実だった。トー横の若者たちを守ろうとするエド、危うい選択を積み重ねていくメリオ、そして2人を追う半グレ組織と警察。4人の想いと運命が交錯する一夜——夜明けに彼らが選ぶ“答え”とは?命懸けの逃避行が、いま始まる。
©2025 映画「東京逃避行」製作委員会

