「時は来た。さようなら、ダウントン・アビー」世界を魅了した英国貴族ドラマ、ついに完結!

エミー賞・ゴールデングローブ賞を席巻した英国貴族ドラマの金字塔『ダウントン・アビー』シリーズが、ついにその壮麗な歴史に幕を下ろす。映画『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』が、2025年1月16日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開される。

20世紀初頭のイギリス・ヨークシャーを舞台に、貴族クローリー家と屋敷で働く使用人たちの人生を描いてきた『ダウントン・アビー』。1912年のタイタニック号沈没から第一次世界大戦を経て、時代の変化と英国上流社会の気品を映し出してきた本シリーズは、緻密な脚本、美しい美術・衣装、そしてマギー・スミスをはじめとする名優たちの演技で、世界中を魅了してきた。

2019年の劇場版を経て再びスクリーンに帰還した『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』では、ついに時代が1930年代へと突入。社交界の華「ロンドン・シーズン」を舞台に、クローリー家と使用人たちが新たな時代の波に立ち向かう。上流階級が集うロイヤル・アスコット、チェルシー・フラワー・ショー、ヘンリー・レガッタなど、華やかな社交界の裏で、シリーズ最大のスキャンダルが勃発。ダウントン・アビー存続の危機が迫る中、彼らは“最後の決断”を下すことになる。

物語の中心となるのは、長女メアリー。彼女の離婚スキャンダルが社交界を揺るがし、クローリー家の名誉を脅かす。一方、階下では料理長パットモアの引退を前に、デイジーが晩餐会を任され奮闘。かつて屋敷を去った執事トーマスも再びダウントンへ戻り、時代を越えて繋がる人々の絆が描かれる。

プロデューサーのギャレス・ニームは「第2作ではバイオレット夫人の人生を締めくくったが、本作では他の登場人物たちの物語を深く掘り下げ、“次の世代へとダウントンがどう受け継がれていくか”を描いた」と語る。名優マギー・スミスがこの世を去った今、彼女の存在が作品全体に特別な余韻を残す。

公開決定と同時に、ポスターと予告映像も解禁。ポスターでは、夕日を背に佇むダウントン・アビーの荘厳な姿と、真紅のドレスを纏ったメアリーを中心にキャストが勢揃い。「ついにお別れの時が参りました。共に過ごした日々を胸に、最後のひとときをご一緒ください。」というコピーが添えられ、シリーズへの深い感謝が込められている。

予告編は、ロイヤル・アスコットでの華やかな場面から幕を開け、メアリーの離婚スキャンダルが報じられる衝撃の展開へ。「ダウントン・アビーの未来は、今やメアリーにかかっている」という言葉と共に、屋敷の壁にキスを送る伯爵の姿が印象的に映し出される。変わりゆく時代の中で、誇りを胸に生き抜こうとする人々の“最後の物語”が、感動のクライマックスへと導かれる。

▼予告編

■作品情報
タイトル: ダウントン・アビー/グランドフィナーレ
原題: Downton Abbey: The Grand Finale
公開日: 2025年1月16日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督: サイモン・カーティス(『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』『黄金のアデーレ 名画の帰還』)
脚本: ジュリアン・フェローズ
出演: ヒュー・ボネヴィル、ミシェル・ドッカリー、ローラ・カーマイケル、エリザベス・マクガヴァン、ジム・カーター、ジョアンヌ・フロガット ほか
製作国: イギリス/2025年/124分/カラー/シネスコ/字幕翻訳:牧野琴子/G指定

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