パパ活女子、お葬式で修羅場!『Shiva Baby シヴァ・ベイビー』2026年2月27日公開

世界中の映画ファンから熱狂的な支持を集め、アートハウス系ストリーミングサービス/配給会社 MUBIにて2021年度の最高視聴数を記録した話題作『Shiva Baby』が、邦題『Shiva Baby シヴァ・ベイビー』として2026年2月27日(金)より日本公開されることが決定した。併せて、ティザービジュアルとメイン写真が解禁された。

大学の卒業を間近に控えた主人公ダニエルは、誰が亡くなったのかも知らされないまま、親戚のお葬式(シヴァ)に参列することになる。そこでは幼なじみで元恋人のマヤが法科大学院に合格して祝福を受ける一方、ダニエルは進路の不透明さや容姿の変化を親族たちに詮索され、居場所を失っていく。そんな中、数時間前に会ったばかりのパパ活相手マックスが、容姿端麗な妻キムと泣き叫ぶ赤ん坊を連れて現れたことで、彼女の混乱は頂点に達する──。

監督は『ボトムス〜最底で最強?な私たち〜』(2023)で注目を集めた新鋭 エマ・セリグマン。本作は彼女が25歳で手がけた長編デビュー作であり、主演にはZ世代のアイコンとしてアメリカで人気を博す俳優/クリエイター レイチェル・セノット を抜擢。自己の価値や将来に不安を抱える若い女性が、たった数時間の出来事を通して“自分とは何か”に直面する姿を描く。

ティザービジュアルには、理想の自分を演じようとするダニエルのコケティッシュな表情が写し出され、ホイップクリームのような白いドレスと焦点の合わない瞳が、彼女のアイデンティティ崩壊の予兆を感じさせる。一方、メイン写真では、マックスの妻の存在を知り、ベーグルを片手に呆然と立ち尽くすダニエルの姿が捉えられている。

エマ・セリグマン監督は「家族、伝統、そして自立と格闘する若い女性の物語」と語る一方で、「自尊心は性的に認められることでは築けないという苦い現実を描いた」と本作のテーマを明かす。ユダヤ人コミュニティの閉鎖的な空気の中で、おせっかいと愛が入り混じるシヴァという儀式を“最高の成長の舞台”と位置づけ、「この映画を観た若い女性たちが“矛盾とプレッシャーの中で生きる自分たちを見てくれている”と感じてほしい」とメッセージを送っている。

■作品情報
タイトル:Shiva Baby シヴァ・ベイビー
公開日:2026年2月27日(金) 新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
監督・脚本:エマ・セリグマン
出演:レイチェル・セノット、モリー・ゴードン、ダニー・デフェラーリ、ダイアナ・アグロン、ポリー・ドレイパー、フレッド・メラメッド
製作:エマ・セリグマン、リジー・シャピロ、ケイティ・シラー、キーラン・アルトマン
撮影監督:マリア・ルーシェ
編集:ハンナ・パーク
音楽:アリエル・マルクス
衣装デザイン:ミシェル・J・リー
製作年/国:2020年/アメリカ・カナダ
上映時間:78分
原題:Shiva Baby
字幕翻訳:内海千広
配給・宣伝:SUNDAE

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