TikTokでの紹介動画再生数が200万回を超える大反響を記録した話題作『恋に至る病』。その大ヒット御礼舞台挨拶が11月5日（水）にTOHOシネマズ新宿で開催され、W主演の長尾謙杜と山田杏奈が登壇した。会場には満員の観客が詰めかけ、公開から1週間半を経ても冷めやらぬ熱気に包まれた。

内気な男子高校生・宮嶺望を演じた長尾は、「公開から一週間半ほど経ちましたが、皆さん楽しんでもらえているようで嬉しいです」と笑顔で挨拶。SNSでは「純愛と洗脳は紙一重」「何度も見て考察したい！」など感想が広がっており、長尾は「ファンの皆さんがうちわに感想を書いてくださったりして。たまに文字が小さすぎて読めないこともありますが（笑）」と、観客との距離の近さを感じさせるエピソードを披露した。

寄河景を演じた山田は、「色々な人に観ていただけている事を肌で感じています」とコメント。続けて「バスケのシーンで“1回も入ってなかったよね!?”と言われます（笑）」と裏話を明かすと、長尾が「本当に入らないんですよね（笑）。景が宮嶺にボールをパスするシーンでは、ボールがびっくりするくらい下に飛んできて…」とツッコミを入れ、会場は笑いに包まれた。

イベントでは、本作のコピー「この恋は、純愛か洗脳か――」にちなみ、“究極の2択”トークを実施。「過去の自分にアドバイスする or 未来の自分からアドバイスをもらう」では、二人とも“未来派”。長尾は「過去に何か言うほど成長できてないので、未来の自分から“元気でいろよ”くらいのアドバイスをもらいたい」と笑いを誘い、山田も「明確に言われたら人生が変わっちゃいそう」と同意。他にも「真夏に長袖 or 真冬に半袖」「好きなものは最初 or 最後に食べる」などの質問で、それぞれの個性が炸裂した。

最後に山田は「観る人によって感じ方が違う映画。これからも沢山の人に広がっていけば」と呼びかけ、長尾は「皆さんが人生を選択していく中でこの作品に出会ってくれて、僕たちも幸せをいただいています。この映画が何かのきっかけになったら嬉しいです」と感謝を伝え、イベントを締めくくった。

■作品情報
タイトル：『恋に至る病』
監督：廣木隆一（『月の満ち欠け』）
脚本：加藤正人、加藤結子
原作：斜線堂有紀『恋に至る病』（メディアワークス文庫／KADOKAWA刊）
出演：長尾謙杜、山田杏奈、醍醐虎汰朗、中井友望、中川翼、上原あまね、小林桃子、井本彩花、真弓孟之（AmBitious）／忍成修吾、河井青葉／前田敦子
音楽：加藤久貴
主題歌：「奇跡を待ってたって」Saucy Dog（A-Sketch）
配給：アスミック・エース
公開：全国大ヒット上映中

Ⓒ2025『恋に至る病』製作委員会