世界が喝采!ベネチア国際映画祭三冠の快挙『LOST LAND/ロストランド』ティザービジュアル&海外版予告解禁

第82回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門で審査員特別賞、最優秀アジア映画賞特別表彰、そしてビサート・ドーロ賞(⾦の鰻賞)最優秀監督賞を受賞し、三冠を達成した藤元明緒監督の最新作『LOST LAND/ロストランド』。このたび、第38回東京国際映画祭のNippon Cinema Now部門で公式上映が決定し、ジャパン・プレミア上映が行われることが発表された。

新たに解禁されたティザービジュアルには、仲睦まじくたわむれるロヒンギャの姉弟が生き生きと映し出され、「それでも、僕らは進む。この先に未来があると信じて――」というキャッチコピーが添えられている。平和を願う無垢な表情と、過酷な現実の対比が印象的な一枚となっており、観る者の胸を強く打つ。

同時に公開された海外版予告編では、「世界で最も迫害されている民族の一つ」といわれるロヒンギャの幼い姉弟が、家族との再会を願って命懸けで国境を越えるロードムービーの一端が描かれる。全編にわたりリアルな臨場感があふれ、現実と幻想が交錯する藤元監督ならではの世界観が垣間見える仕上がりだ。

本作は日本・フランス・マレーシア・ドイツの国際共同製作による長編第3作。藤元監督がこれまで『僕の帰る場所』(2017)、『海辺の彼女たち』(2020)で描いてきた“アジアを生きる人々”の物語をさらに深化させた作品となっている。ベネチア映画祭での三冠受賞をはじめ、アジア太平洋映画賞・最優秀監督賞にもノミネートされ、すでに15カ国以上の映画祭で上映が決定するなど、国際的な注目を集めている。

『LOST LAND/ロストランド』は、2026年4月にヒューマントラストシネマ有楽町、kino cinéma 新宿、ポレポレ東中野ほか全国で公開予定。また、第38回東京国際映画祭(2025年10月27日~11月5日開催)にてジャパン・プレミア上映が行われる。

▼海外版予告編

■作品情報
タイトル: 『LOST LAND/ロストランド』(英題:LOST LAND/原題:HARÀ WATAN)
脚本・監督・編集: 藤元明緒
出演: ムハマド・ショフィック・リア・フッディン、ソミーラ・リア・フッディン ほか
撮影監督: 北川喜雄
音楽: エルンスト・ライジハー
制作: E.x.N
製作: E.x.N、鈍牛倶楽部、キネマトワーズ
共同製作: PANORAMA Films、Elom Initiatives、Cinemata、Scarlet Visions
配給: キノフィルムズ
宣伝: ミラクルヴォイス
2025年/日本=フランス=マレーシア=ドイツ/ロヒンギャ語/カラー/99分/1.5:1/5.1ch/ドラマ
公開: 2026年4月 ヒューマントラストシネマ有楽町、kino cinéma新宿、ポレポレ東中野ほか全国公開

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