映画『盤上の向日葵』が第30回釜山国際映画祭【オープンシネマ部門】に正式出品され、9月17日(水)に行われたレッドカーペット&開会式、そして翌18日(木)のワールドプレミア上映に主演の坂口健太郎、共演の渡辺謙、熊澤尚人監督が登壇しました。
約4,500席を誇る「映画の殿堂」での上映はまさに熱狂の渦。上映後にはスタンディングオベーションが鳴り止まず、観客の心を見事に掴むワールドプレミアとなりました。
17日のレッドカーペットには、主演の坂口健太郎、渡辺謙、熊澤尚人監督が登場。大勢の観客から「ケンちゃ〜ん!」「ケンさーん!」と熱い声援が飛び交い、二人の“ケン”へのフィーバーで会場は大盛り上がり。坂口は「すごいエネルギーでした。本当にお祭りのような感じでした」と笑顔で振り返りました。
渡辺も「アジアのフィルムメーカーがお互いを支え合っているのを感じました。30年というのはやっぱりすごい」と語り、節目を迎えた映画祭の成長を称えました。
18日のワールドプレミア上映前の舞台挨拶では、坂口が韓国語で「本当に沢山の愛をくださってありがとうございます。嬉しいです!」と挨拶。大歓声を受けて会場はまるでライブさながらの熱気に包まれました。渡辺も韓国語で「釜山に戻ってきました!」と呼びかけ、観客の拍手喝采を浴びました。
監督は「とにかく坂口健太郎さんと渡辺謙さんの色気がすごいので、そこに注目してください」とアピールし、会場からは歓声があがる場面も。坂口は「翻弄されながらもしぶとく生きる男を演じました。悲しい瞬間もありますが、謙さんと一緒に丁寧に作った作品です」と役柄への思いを明かしました。
一方、渡辺は「僕は最後の方にちょっとしか出てません(笑)」と冗談を交えつつ、「こんなにもいい加減で嫌な役は久しぶりなので、めちゃくちゃ楽しみました」と会場を沸かせました。
上映後には割れんばかりの拍手が巻き起こり、観客が総立ちに。坂口は「初めてですもんね!みなさんがこのワールドプレミアで観ていただける第一目撃者ということでドキドキしています。この映画がみなさんの心に残ったら、ぜひ沢山宣伝していただいて、もっと大きく育っていってほしい」と熱く呼びかけました。
■作品情報
タイトル:『盤上の向日葵』
公開日:2025年10月31日(金) 全国公開
原作:柚月裕子「盤上の向日葵」(中央公論新社)
監督・脚本:熊澤尚人
出演:坂口健太郎、渡辺謙、佐々木蔵之介、土屋太鳳、高杉真宙、音尾琢真、柄本明、渡辺いっけい、尾上右近、木村多江、小日向文世 ほか
音楽:富貴晴美
主題歌:サザンオールスターズ「暮れゆく街のふたり」(タイシタレーベル / ビクターエンタテインメント)
©︎「盤上の向日葵」製作委員会