9月9日、東京・六本木にて映画『宝島』の東京プレミアが華やかに開催されました。主演の妻夫木聡をはじめ、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太、そして大友啓史監督ら豪華キャスト14名がレッドカーペットと舞台挨拶に登壇し、公開を目前に控えた本作への熱い想いを観客に届けました。
TOHOシネマズ六本木ヒルズ前に敷かれた鮮やかなレッドカーペットには、抽選で選ばれた観客60名と大勢の報道陣が詰めかけ、会場は熱気に包まれました。妻夫木は「『宝島』は命を繋いでいく物語。映画の力を感じてほしい」と語り、満面の笑みを浮かべました。
ヤマコ役を演じた広瀬すずは、撮影を通して得た刺激をこう語ります。「沖縄という場所に正面から向き合って、愛と情熱をもって作品に取り組む真っ直ぐな姿(妻夫木の姿勢)が刺激的でした。自分の概念を変えられるほど感動しました」。さらに、強烈な現場のエネルギーを振り返り、「海を見るだけでオンちゃんが浮かんできて寂しくなるほど。一生分泣いた撮影でした」と笑顔で語り、会場を和ませました。
【キャスト陣の熱いコメント続々】
窪田正孝(レイ役):「まだまだ暑い日本に、もっと体温を熱くさせる映画を届けられるのが嬉しい」
永山瑛太(オン役):「本当に素晴らしい作品が出来上がったので、多くの方に必ず観ていただきたい」
塚本晋也(徳尚役):「大友監督は巨大な場を用意して、僕らを信頼して委ねてくれる。その責任に応えるべく情熱で挑みました」
瀧内公美(チバナ役):「おばあたちに“海に祈ってから撮影を”と教わり、現場に込められた想いを強く感じました」 
ほかにも奥野瑛太、村田秀亮(とろサーモン)、中村蒼らが熱のこもったコメントを次々と披露。191分に及ぶ超大作に懸けるキャスト・スタッフの気迫に、会場は大きな拍手に包まれました。
6年にわたる構想と2度の撮影延期を経て完成に至った本作について、大友監督は「知らなければならないし、知るだけでなく感じなければならない。その想いで『宝島』を作りました」と強調。観客に「沖縄を追体験し、ぜひ声を届けてほしい」と呼びかけました。
■作品情報
タイトル:『宝島』
出演:妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太、塚本晋也、中村蒼、瀧内公美、栄莉弥、尚玄、ピエール瀧、木幡竜、奥野瑛太、村田秀亮、デリック・ドーバー
監督:大友啓史
原作:真藤順丈『宝島』(講談社文庫)
公開日:2025年9月19日(金) 全国公開
配給:東映/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
ストーリー:
アメリカ統治下の沖縄。米軍基地から物資を奪い、住民に分け与える「戦果アギヤー」と呼ばれた若者たち。英雄的存在オンがある夜突如消息を絶ち、幼馴染のグスク、ヤマコ、レイは20年後に衝撃の真実へと辿り着く―。
©真藤順丈/講談社 ©2025「宝島」製作委員会