弁護士から記者に転身した異色の経歴を持つ上田大輔監督が、8年間にわたり取材を続けてきた“揺さぶられっ子症候群(SBS)”事件を題材にしたドキュメンタリー映画『揺さぶられる正義』(関西テレビ放送製作/配給:東風)。本作の本予告編が公開され、さらに各界から寄せられたコメントも解禁された。
公開された予告編では、冤罪を生み出した数々のSBS事件の関係者への取材を通して、上田監督自身が「記者」として、「弁護士」として、そして「一人の人間」として揺れ動く姿が描かれる。その過程で「虐待をなくす正義」と「冤罪をなくす正義」の相克に迫ると同時に、メディア報道の暴力性や記者としての葛藤が垣間見える内容となっている。
【各界からの絶賛コメント】
井上由美子(脚本家):「フィクションではたどりつけない頂。人が生まれ、育つことの重みに涙した」
プチ鹿島(時事芸人):「赤ちゃんの事件を追いながら、最後に“向き合う姿”にメディアの希望を見た」
大島新(ドキュメンタリー監督):「まじでこんな記者、いる? テレビジャーナリズムの宝だと思う」
圡方宏史(『さよならテレビ』監督):「上田さんは面倒くさい記者だ。でも、そんな人がいるからテレビはギリギリで踏みとどまれている」
さらに、映画監督の周防正行氏、小説家の一穂ミチ氏、弁護士の西愛礼氏、ジャーナリストの浜田敬子氏など、多彩な分野からコメントが寄せられており、本作が社会に問いかけるテーマの大きさを示している。
上田大輔監督は、「記者として、弁護士として、そして一人の弱い人間として悩み続けた8年間の記録」として本作を位置づけている。またプロデューサー・宮田輝美氏は、「冤罪で家族が引き裂かれる理不尽さを描くだけでなく、上田が飛び込んだ“最難関事件”の只中をも記録した」とコメントしている。
▼予告編
■作品情報
タイトル:『揺さぶられる正義』
公開日:2025年9月20日(土)より、[東京]ポレポレ東中野、[大阪]第七藝術劇場、[京都]京都シネマ、[兵庫]元町映画館ほか全国順次公開
監督:上田大輔
プロデューサー:宮田輝美
製作:関西テレビ放送
配給:東風
上映時間:129分
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