1968年、“プラハの春”。ソ連軍の侵攻により市民が自由を奪われようとする中、命がけで真実を伝え続けたラジオ局員たちの実話を描く映画『プラハの春 不屈のラジオ報道』(原題:Vlny/英題:Waves)が、日本公開決定。12月12日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開されます。
チェコスロバキア国営ラジオ局の報道部を舞台に、部長ミラン・ヴァイナーのもと、検閲と圧力に抗い自由な放送を目指す局員たちの奮闘を描く本作。弟を守るため国家保安部〈StB〉への協力を強いられた青年トマーシュは、ラジオ局員たちの真摯な姿勢に触れることで葛藤を深めていきます。やがて民主化の高まりに歓喜する市民の前に、ソ連が軍を率いて侵攻。報道を封じようとする権力に対し、局員たちは命を懸けて「真実」を電波に乗せ続けました。
チェコとスロバキア両国のアカデミー賞で計16冠を獲得し、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭でも観客賞を受賞。チェコ本国で8週連続1位、年間動員1位を記録するなど、歴史的ヒットを収めた話題作です。
今回解禁となった日本版ポスターは、民主化運動を武力で弾圧しようとするソ連軍の戦車や兵士たち、そしてそれに立ち向かう市民たちの姿を背景に配置。コピーに掲げられた「もしこれを放送できたら、世界が変わるー」という言葉の通り、命を賭して真実を伝えようとするラジオ局員たちの緊迫感ある表情を捉えたビジュアルとなっています。圧倒的な緊張感と熱い信念を象徴する仕上がりです。
■作品情報
『プラハの春 不屈のラジオ報道』
公開:12月12日(金)より全国順次公開
監督・脚本:イジー・マードル
出演:ヴォイチェフ・ヴォドホツキー、スタニスラフ・マイエル、タチアナ・パウホーフォヴァー、オンドレイ・ストゥプカ
2024年/チェコ、スロバキア/チェコ語/131分/カラー/シネスコサイズ
原題:Vlny(英題:Waves)
配給:アット エンタテインメント
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