2025年8月1日、ディズニー&ピクサー最新作『星つなぎのエリオ』が全国公開初日を迎え、都内劇場にて初日舞台挨拶が開催された。登壇したのは、日本版声優を務める川原瑛都(エリオ役)、佐藤大空(グロードン役)、清野菜名(オルガ役)、松山ケンイチ(グライゴン役)、野呂佳代(ウゥゥゥゥ役)、マユリカ・中谷(メルマック役)の6名。それぞれのキャラクターへの思いや収録秘話、そして“自分らしさ”について語り、大きな盛り上がりを見せた。
オルガ役を演じた清野菜名さんは、「オーディションの日からこの日を楽しみにしていました!」と語り、公開初日を迎えた喜びを明かした。アフレコ時の裏話として、「英語版のイントネーションにつられて“エリオ!”と叫んでしまって録り直しました(笑)」と話し、笑いを誘った。
また、映画の感想を問われると、「私はマスクの中が涙でびしょびしょになるくらい泣いてしまいました」と振り返り、グロードンがエリオに向けて語る「そのままの君が好きだよ」という言葉が特に心に残ったと語った。「観終わった後に、個性をより大切にしようと思える素敵な作品です」と、その感動を表現した。
川原瑛都さんと佐藤大空さんの少年コンビも舞台を大いに盛り上げた。公開翌日に12歳の誕生日を迎える川原さんには、佐藤さんからサプライズで手紙とケーキが贈られ、「すっごいビックリしました!また共演できるよう頑張ります!」と感激の表情を見せた。
野呂佳代さんは「身体を動かしながら演じたシーンがある」と振り返り、会場でその動きを実演。「ふたりも注目してって言ってるので、よろしくお願いします!」と笑顔で呼びかけた。
中谷さんは「メルマックは人間だったらみんな好きになるキャラクター」と自信を見せ、「芸人としての自分ともリンクしている」と語り、松山ケンイチさんとの軽快な掛け合いで会場を沸かせた。
舞台挨拶では、劇中のセリフにちなみ、「自分らしさとは?」をテーマにキャスト陣が個性豊かな回答を披露。
松山ケンイチ:「やりたいことをやりたい分だけ」
清野菜名:「自分に正直に行動するところ」
野呂佳代:「なるべく自分を信じること」
中谷(マユリカ):「空港で止められてしまう」
川原瑛都:「一日一回の牛乳タイム」
佐藤大空:「しゅぎょう(マーベルになる修行)」
それぞれの回答に笑いや共感の声が上がり、和やかな空気に包まれた。
『星つなぎのエリオ』は、地球で孤独に暮らす少年エリオが、星々の代表が集まる“コミュニバース”で出会った孤独なエイリアンの少年グロードンと友情を育みながら、大切なつながりを見つけていくファンタジー・アドベンチャー。
SNSでは「ピクサー作品で一番泣いた」「共感できすぎてタオル必須」といった大人からの声が多数寄せられており、子どもから大人まで幅広い層に響く作品として話題を呼んでいる。
最後に川原さんは「『星つなぎのエリオ』は心があたたかくなる物語なので、たくさんの方に観てほしいです!」とメッセージを送り、佐藤さんと声を揃えて「みてねー!!」と元気いっぱいにアピール。キラキラと舞うテープの中、舞台挨拶は感動と笑顔のうちに幕を閉じた。
■映画情報
タイトル:『星つなぎのエリオ』(原題:Elio)
公開日:2025年8月1日(金)より全国公開中
監督:マデリン・シャラフィアン、ドミー・シー、エイドリアン・モリーナ
製作:メアリー・アリス・ドラム
製作総指揮:ピート・ドクター
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
日本版声優:川原瑛都、清野菜名、佐藤大空、松山ケンイチ、野呂佳代、渡辺直美、マユリカ・中谷 ほか
日本版エンドソング:「リボン」Performed by BUMP OF CHICKEN
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