ルーマニアを舞台にした辺境サスペンス映画『おんどりの鳴く前に』が、2025年1月24日より公開されることが決定した。併せて、特報映像とポスタービジュアルが披露された。
ルーマニア・モルドヴァ地方の静かな村の中年警察官イリエ。野心を失い鬱屈とした日々を送っている彼の願いは、果樹園を営みながら、ひっそりと第2の人生を送ること。しかし平和なはずの村で惨殺死体が見つかったことをきっかけに、イリエは美しい村の闇を次々と目の当たりにすることになる。正義感を手放した警察官がたどり着く、衝撃の結末とは…。
監督を務めたのは長編2作目『Două lozuri』で同年のルーマニア興行収入1位を獲得した新星、パウル・ネゴエスク。本作では欲望と正義の狭間でゆれる主人公の葛藤を社会風刺を交えて巧みに表現し、ルーマニア・アカデミー賞(GOPO賞)で作品賞、監督賞、主演男優賞を含む6冠の快挙を成し遂げた。田舎の村という狭いコミュニティを舞台に、人間の醜悪さを生々しく描き出す。
『おんどりの鳴く前に』
2025年1月24日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺、京都シネマほか全国順次公開
監督:パウル・ネゴエスク
出演:ユリアン・ポステルニク ヴァシレ・ムラル アンゲル・ダミアン クリナ・セムチウク
配給:カルチュアルライフ
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