テレビ番組の生放送中に起きた怪異を“ファウンド・フッテージ”スタイルで描き、全米でスマッシュヒットした傑作ホラー『悪魔と夜ふかし』が、10月4日公開されることが決定した。併せて、予告編とポスタービジュアルが披露された。
監督は、オーストラリアの鬼才コリン&キャメロン・ケアンズ兄弟監督。『エクソシスト』『キング・オブ・コメディ』など70〜80年代の名作へのオマージュを盛り込みつつ、クール&レトロなビジュアルとリアルな映像演出で新たな恐怖を創出。『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』のデヴィッド・ダストマルチャンが愛嬌と狂気が同居する複雑なキャラクターの主人公を怪演し、圧倒的存在感を示している。
1977年10月31日。視聴率調査週間にあたるこの日、放送局UBCの深夜のトークバラエティ番組「ナイト・オウルズ」では、司会者ジャック(デヴィッド・ダストマルチャン)が、生放送のオカルト・ライブショーで人気低迷を挽回しようとしていた。霊聴、ポルターガイスト、悪魔祓い…怪しげな超常現象が次々とスタジオで披露される中、目玉企画としてルポルタージュ「悪魔との対話」著者のジューン博士と本のモデルとなった悪魔が憑くという少女リリーが登場。視聴率獲得に必死のジャックは、“悪魔”を生出演させようと目論むが…。
予告編は、生放送のオープニング、霊能力者と観客とのやり取り、それをニセモノだと声高に指摘する元魔術師など、オカルト・ライブらしい物々しくもエンタメ感溢れるシーンから始まる。そして、メインゲスト「悪魔との対話」の著者ジューン博士とモデルの少女リリーが登場。一見可愛らしい様子のリリーだが、ジューン博士の手助けのもと、TV史上初の“悪魔の生出演”を実現させるという。ジャックや観客が見守る中恐ろしい形相に変貌し、まるで悪魔のように声も低くなったリリーの姿にスタジオは騒然。悪魔が憑依した少女による超常現象が次々と起こる中、司会者のジャックは生放送をどう乗り切るのか?そして、悪魔から放たれた「久しぶりだな、ジャック」の真意とは?
不気味な声色で怪しさを助長させる予告ナレーションは、ホラー映画好きを公言している、アニメ「チェンソーマン」「怪獣8号」などのファイルーズあいが担当している。
ポスタービジュアルでは、番組の司会をつとめるジャック(デヴィッド・ダストマルチャン)が、不気味な様子の観客の前に立ち、無表情でこちらを見つめる姿が大きく映し出される。不穏、恐怖、不敵、興奮、様々な感情が混ざり合う怪しげなライトの中、予想もつかないオカルト・ライブショーに誘う。場面写真は、司会としてショーを盛り上げるトーク中のジャックと、そのトークを聞いているジューン博士、ジャックを見もせず強い眼差しでカメラを見つめるリリー。不穏な生放送の様子を捉えた1枚となっている。
『悪魔と夜ふかし』
2024年10月4日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国順次ロードショー
監督・脚本・編集:コリン・ケアンズ キャメロン・ケアンズ
出演:デヴィッド・ダストマルチャン ローラ・ゴードン フェイザル・バジ イアン・ブリス イングリット・トレリ リース・アウテーリ
配給:ギャガ
【ストーリー】 1977年、ハロウィンの夜。テレビ番組「ナイト・オウルズ」の司会者ジャック・デルロイは生放送でのオカルト・ライブショーで人気低迷を挽回しようとしていた。霊聴、ポルターガイスト、悪魔祓い…怪しげな超常現象が次々とスタジオで披露され、視聴率は過去最高を記録。しかし番組がクライマックスを迎えたとき、思いもよらぬ惨劇が巻き起こる。
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