「何が彼を殺したのか」鮮烈な磯村勇斗を捉えたビジュアルも!『若き見知らぬ者たち』特報映像

『佐々木、イン、マイマイン』で、若者から圧倒的な支持を得て、各界の著名人からも大絶賛され、新人賞を総なめした内山拓也監督の商業長編デビュー作で、磯村勇斗主演、岸井ゆきの、福山翔大共演作『若き見知らぬ者たち』が、10月11日より公開される。このほど、特報映像と2種のメインビジュアルが披露された。

一人の青年が、自分の中にある“最後の砦”と向き合う生き様がこれでもかと苛烈に描かれる。そして、大切な人を失った遺された者たちも、信じるべきものを信じるために闘っている。あらゆる理不尽にまみれても、自分の正義を守り懸命に生きようとする、“名もなき者たちの魂の叫び”。内山拓也監督が身近な見聞にインスパイアされた自身のオリジナル脚本による、今を生きるすべての表現者たちに送る物語だ。

特報映像は、遠い青い空の下でただひたすらと自転車をこぐ主人公・彩人が映し出された刹那、「ひとりの名もなき若者が死んだ。」という冷たいテロップと共に「彩人、死んじゃった」という衝撃的なセリフで始まる。その後、まっすぐ伸びた廊下を歩く2人の警官の後ろ姿、紛雑としたキッチンで食事をとる一家、うつろで生気のない青年、くちづけを交わす男女、陽気に騒ぐ若者たち、夜の闇を切り裂くパトカーの赤色灯、頭を抱えてうずくまる女、苛立つ男、そして銃のハンドサインをむける彩人の弟、壮平の姿が次々と連なり、夜の帳が下りる街並みを背景に「何が彼を殺したのかー。」というキャッチコピーが映し出される。主人公、彩人の死。彼を待ち受ける運命とはどれほど過酷で苛烈なのか。知らず知らずゆっくりと彼を死へと呑みこんでしまった抗えきれない事象の断片が紡がれた特報となっている。

2種類のメインビジュアルは、真っ青な空の下、主人公の若者の苦悶の表情と、前へ前へと確かに生きた疾走感ある姿。鮮烈な磯村勇斗を捉えたビジュアルとなっている。

『若き見知らぬ者たち』
2024年10月11日(金) 新宿ピカデリーほか全国公開
監督・原案・脚本:内山拓也
出演:磯村勇斗 岸井ゆきの 福山翔大 染谷将太 伊島空 長井短 東龍之介 松田航輝 尾上寛之 カトウシンスケ ファビオ・ハラダ 大鷹明良 滝藤賢一 豊原功補 霧島れいか
配給:クロックワークス

【ストーリー】 風間彩人(磯村勇斗)は、亡くなった父の借金を返済し、難病を患う母、麻美(霧島れいか)の介護をしながら、昼は工事現場、夜は両親が開いたカラオケバーで働いている。彩人の弟・壮平(福山翔大)も同居し、同じく、借金返済と介護を担いながら、父の背を追って始めた総合格闘技の選手として日々練習に明け暮れている。息の詰まるような生活に蝕まれながらも、彩人は恋人の日向(岸井ゆきの)との小さな幸せを掴みたいと考えている。しかし、彩人の親友の大和(染谷将太)の結婚を祝う、つつましくも幸せな宴会の夜、彼らのささやかな日常は、思いもよらない暴力によって奪われてしまう…。

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