『春江水暖〜しゅんこうすいだん』のグー・シャオガン監督が大胆な美学で“天国と地獄”を描いた新たな山水映画『西湖畔(せいこはん)に生きる』9月公開!

昨年の東京国際映画祭で上映され、『春江水暖〜しゅんこうすいだん』のグー・シャオガン監督が、大胆な美学で“天国と地獄”を描き、新たな山水映画の世界観にチャレンジした『西湖畔(せいこはん)に生きる』が、9月27日より公開されることが決定した。併せて、国際版ポスタービジュアルが披露された。

デビュー作にしてカンヌ国際映画祭批評家週間クロージング作品に選ばれた『春江水暖〜しゅんこうすいだん』が日本でもスマッシュヒットし、世界中の映画ファンに注目された中国のグー・シャオガン監督。デビュー作では、絵巻物を横に開いていくような、山水画にインスパイアされた表現で、市井の人々の人生をスクリーンに映し出した監督だが、本作では、天上から地獄へ、縦に降下上昇するような、大胆で新しい表現にチャレンジ。また、前作では監督自らの親戚と無名の俳優たちが出演したが、本作ではドラマ・映画で大人気の若手男優ウー・レイと、かつて資生堂のイメージキャラクターにも起用された実力派女優のジアン・チンチンが主演。音楽を『花様年華』、『陰陽師』などで有名な日本の梅林茂が手がけ、そのスケールある楽曲の美しさも大きな話題となっている。

舞台は前作同様、杭州市。世界遺産であり、最高峰の中国茶・龍井茶の生産地としても有名な西湖(せいこ)のほとりに暮らす母(ジアン・チンチン)と息子(ウー・レイ)が主人公。母が働いていた天上のように美しい茶畑と、あるきっかけから堕ちてしまうマルチ商法の地獄。息子は母をなんとか救い出そうとするが…という物語で、これは、仏教の故事で、釈迦の十大弟子のひとりである目連が地獄に堕ちた母親を救う「目連救母」からインスパイアされた。

本国では、清明節の映画シーズンを控えた4月3日に公開され、4/4〜4/6興収ランキングで、1位『君たちはどう生きるか』、2位『ゴジラ×コング 新たなる帝国』、3位『カンフー・パンダ4』(日本公開未定)に次ぐ4位の大ヒット。最終興収は24億円を期待されている。

『西湖畔(せいこはん)に生きる』
2024年9月27日(金) 新宿シネマカリテ、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
監督:グー・シャオガン
音楽:梅林茂
出演:ウー・レイ ジアン・チンチン チェン・ジエンビン ワン・ジアジア
配給:ムヴィオラ、面白映画

©Hangzhou Enlightenment Films