ピエール瀧「死んだら終わり、ただの骨だ」白石和彌監督も絶賛!『水平線』予告編

2013年に白石和彌監督作『凶悪』で共演したピエール瀧と意気投合した小林且弥が、自身初の監督作品に、ピエール瀧を主演に迎えて製作した『水平線』が、3月1日より公開される。このほど、予告編が披露された。

本作は、福島県のとある港町を舞台に、大切な人ときちんと別れられないまま、立ち止まってしまった、ある親子の物語。主演のピエール瀧は、震災で妻を失い心に傷を抱えたまま、高齢者や生活困窮者を相手に散骨業を営む主人公・井口真吾役を演じる。真吾の一人娘で、水産加工工場で働く奈生役には、『青葉家のテーブル』や広告・CM等、幅広く活動している栗林藍希。ほか足立智充、内田慈、押田岳、円井わん、渡辺哲ら実力派キャストが共演する。

予告編では、震災で妻を失い個人で散骨業を営む井口真吾と、彼と一緒に暮らす一人娘、奈生との心の亀裂が映し出される。そんななか真吾の元に持ち込まれた通り魔殺人事件の犯人の遺骨をめぐり、真吾に執拗に迫るジャーナリストが登場し、波紋が広がっていく。「死んだら終わり、ただの骨だ」と他者の骨を弔いながら自己と向き合う真吾。「ほんのひとかけらだけでも母の骨が欲しい」と願う娘。大切な人の突然の不在にとまどい、埋めようのない寂寥感を抱える親子の複雑な心境が静かに胸に迫る予告編となっている。

また、小林且弥監督の主演映画『ロストパラダイス・イン・トーキョー』や、ピエール瀧と親交を深めるきっかけとなった共演作『凶悪』ほか、『孤狼の血』、『死刑にいたる病』で知られる白石和彌監督からコメントが寄せられた。

■白石和彌(映画監督) コメント
十数年前に出会った小林且弥の目を思い出す。意思が強く、それでいてどこか憂いのある目をしていた。人を見つめる優しい眼差しは、今も何一つ変わっていない。失敗を許さない世の中で、再生の物語に魂を揺さぶられる。この物語は小林且弥の物語であり、ピエール瀧の物語であり、見る人の物語だ。小林監督、大きな瀧さんの背中を撮ってくれてありがとう。

『水平線』
2024年3月1日(金)よりテアトル新宿、UPLINK吉祥寺ほか全国順次公開
監督:小林且弥
出演:ピエール瀧 栗林藍希 足立智充 内田慈 押田岳 円井わん 高橋良輔 清水優 遊屋慎太郎 大方斐紗子 大堀こういち 渡辺哲
配給:マジックアワー

【ストーリー】 福島県のとある港町。震災で妻を失った井口真吾は、個人で散骨業を営みながら一人娘、奈生と暮らす日々。ある日、彼のもとに持ち込まれた遺骨は、かつて世間を賑わせた通り魔殺人事件の犯人のものだった。苦しい選択を迫られるなか、真吾が下した決断は…。

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