宮沢りえ「心を奪われたまま」、福山雅治「奇跡の映画」、吉沢亮「僕の知らない東京があった」『PERFECT DAYS』著名人称賛コメント

『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』など、数々の傑作を世に送り出し続けてきた名匠ヴィム・ヴェンダースが、長年リスペクトしてやまない役所広司を主演に迎え、東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた『PERFECT DAYS』が、12月22日より公開中。このほど、著名人より本作を称賛するコメントが寄せられた。

本作は、ヴィム・ヴェンダースが日本の公共トイレのなかに、small sanctuaries of peace and dignity(平穏と高貴さをあわせもった、ささやかで神聖な場所)を見出し、清掃員の平山という男の日々の小さな揺らぎを丁寧に追いながら紡ぎ、第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した。

▼著名人 称賛コメント

■福山雅治(シンガーソングライター・俳優)
当たり前だと思って見過ごしていたものを大切にするプロジェクトから生まれた映画。いま作ろうと思ってもなかなか作れない「奇跡の映画」です。詩的で、ずっと一枚の絵画を見ているようでした。

■宮沢りえ(女優)
平山さんの目に映る、木漏れ日の光と影の美しさに心を奪われたままです。きっと、これからも、ずっと。

■川上未映子(作家)
イノセンスと、老いていずれ死にゆく肉体を生きていくこと。それが、今、すべての人に、べつべつに起きていて、誰もが一度きりの今を生きているということ。私はこれからも、ラストシーンを観たときのあの感覚を、何度でも思いだすと思います。

■小島秀夫(ゲームクリエイター)
あのヴェンダースが、“パリ”でも“テキサス”でも“ベルリン”でもない21世紀の“東京”をどう切り取るのか。最新作であり、令和の“東京画”ともいえる本作は、日本人以上に”日本人の姿”と”和”を捉えていた。公衆トイレを美しく整える男の佇まいには孤独やネガティブな感覚は皆無だ。その姿は、自らのリズムを見失ってしまった令和の日本人の胸を強く打つ。

■松田翔太(俳優)
すぐに人と話したくなった、少し寂しいからなのか、嬉しいからなのか。だけど言葉にするのが恥ずかしくなって、僕はこの映画のことを人に話したくなくなっていた。この気持ちを心に留めておくことにした。ありがとうございました。

■吉沢亮(俳優)
一見なんの変わり映えのない日常の中に溢れている、小さな幸せや感情の機微。ヴィム・ヴェンダース監督の徹底的にリアルを追求した作りと、役所さんの語らずともとても豊かで深い表現によって、この物語をより生々しく、愛おしく感じられました。東京の公衆トイレってこんなオシャレなんだ。とか、こんなに美しい景色があるんだ。とか、僕の知らない東京がありました。

『PERFECT DAYS』
2023年12月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督:ヴィム・ヴェンダース
脚本:ヴィム・ヴェンダース 高崎卓馬
出演:役所広司 柄本時生 中野有紗 アオイヤマダ 麻生祐未 石川さゆり 田中泯 三浦友和
配給:ビターズ・エンド

【ストーリー】 東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山(役所広司)は、静かに淡々とした日々を生きていた。同じ時間に目覚め、同じように支度をし、同じように働いた。その毎日は同じことの繰り返しに見えるかもしれないが、同じ日は1日としてなく、男は毎日を新しい日として生きていた。その生き方は美しくすらあった。男は木々を愛していた。木々がつくる木漏れ日に目を細めた。そんな男の日々に思いがけない出来事がおきる。それが男の過去を小さく揺らした。

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