39歳の独身娘、65歳の能天気な父、20歳の父の再婚相手の3人家族に、江口のりこ、笑福亭鶴瓶、中条あやみが扮する、尼崎を舞台にした笑いあり、涙ありのコメディ映画『あまろっく』が、2024年4月19日より公開される。このほど、予告編とポスタービジュアルが披露され、追加キャストが発表された。
本作は、人生なかなか立ち行かず燻っている、実家暮らしの優子(江口のりこ)の元に、町工場を経営する父・竜太郎(笑福亭鶴瓶)が、とてつもなく若い再婚相手の早希(中条あやみ)を連れてくるところから、物語が動き出す。年齢のみならず、価値観までも究極的にズレている39歳の娘・優子と20歳の義母・早希の共同生活は、想定外の連続。家族ならではのコミカルな会話劇だけでなく、バラバラだった家族が様々な現実に立ち向かう中でひとつになっていく姿にほろりとさせられる人生喜劇だ。
追加キャストは、能天気な父の若い頃を松尾諭、亡き母を中村ゆり、江口のりこが扮する近松優子のお見合い相手を中林大樹、優子の同級生を駿河太郎、優子の高校の教師を高畑淳子、そして笑福亭鶴瓶が扮する父が経営する工場の従業員に久保田磨希と佐川満男など、関西出身の実力派俳優が脇を固めている。
予告編では、ある日突然、「お父ちゃんは再婚することになりました!」と父の爆弾発言をきっかけに、20歳で美人の再婚相手・早希がやって来て近松家が大混乱するシーンから始まる。「家族団欒やぁ!」と張り切る早希に、「私とあんたは赤の他人や!」と大反発する優子。そんな優子に対し、父親は「あほ!人生に起こることは何でも楽しまな!」と檄を飛ばす。ぶつかり合いながらお互いが抱える傷を理解し近づいていくことで、少しずつ本当の家族になっていく近松家。能天気だけど、巨大な閘門“尼ロック”のように家族をしっかりと見守る“家族(うち)の尼ロック”となる鶴瓶をイメージしてユニコーンが書き下ろした主題歌「アルカセ」も予告編で披露され、思いのままにロックに生きる人たちを爽やかに応援する心温まる予告編となっている。
『あまろっく』
2024年4月12日(金)より兵庫県先行、4月19日(金)より新宿ピカデリー他全国公開
監督・原案・脚本:中村和宏
脚本:西井史子
主題歌:ユニコーン「アルカセ」
出演:江口のりこ 中条あやみ 笑福亭鶴瓶 松尾諭 中村ゆり 中林大樹 駿河太郎 紅壱子 久保田磨希 浜村淳 後野夏陽 朝田淳弥 高畑淳子 佐川満男
配給:ハピネットファントム・スタジオ
【ストーリー】 巨大な閘門“尼ロック”によって水害から守られている街・尼崎。理不尽なリストラで失業し、この街に戻ってきた39歳の近松優子(江口のりこ)はニートのような日々を送っていた。ある日、「人生に起こることはなんでも楽しまな」が口グセの能天気な父(笑福亭鶴瓶)が突然、再婚すると言い出し、20歳の早希(中条あやみ)を連れてきた。家族だんらんを夢見る早希と、自分よりずっと年下の“母”の登場に戸惑う優子の共同生活は噛み合うはずもなく、一家は騒動の連続。しかし、ある悲劇が近松家を襲い、優子はこれまでの人生を振り返り、家族の“本当の姿”に気づいていく。
©2024 映画「あまろっく」製作委員会