映画監督・本木克英が、本田望結主演で、人生の岐路で彷徨い悩む少女たちがカーリングを通して未来に踏み出す姿を描いたオリジナル脚本による劇場用映画『カーリングの神様』が、12月13日に長野県北佐久郡御代田町でクランクイン、2024年秋に公開されることが決定した。
チームのエースとなる“スキップ”のポジションを担う主演には『ポプラの秋』以来の映画主演となる本田望結。本田と高校生カーリングチームを結成するのは、“リード”の泉智奈津、“セカンド”の白倉碧空、そしてバイススキップとも呼ばれる“サード”を長澤樹が務める。撮影が行わる御代田町には、カーリングがブームとなる10年以上前に専用の施設である「カーリングホールみよた」がオープンした。ここは本州で最も歴史の長いカーリング専用施設であると同時に、日本で唯一民間運営されている施設でもある。1998年の長野オリンピックから正式種目となったカーリング。その聖地とも言える長野の地で12月13日から本作の撮影が始まった。
大きな壁にぶつかりながらも、子供の頃の純粋な気持ちを思い出すことで、再び夢に向かって奮闘する女子高校生たちを描く本作の監督は『超高速!参勤交代』でブルーリボン賞作品賞、日本アカデミー賞優秀監督賞。『空飛ぶタイヤ』で日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した本木克英。持ち前のストーリーテリングの才で、ウィンタースポーツという分野に挑む。そしてもう一つの話題がワールドカーリングツアー公認大会である「ニューイヤーカーリングIN御代田 2024」の開催に合わせての撮影となることで、本作はリアルな国際大会を背景にした作品となる。
風光明媚な小さな町、長野県御代田町。経営難の民間のカーリング場を残したいという強い想いを抱える女子高校生たちがその再建に立ち上がる。最初はチームを作ることすらままならなかった彼女たちの情熱は、やがて周囲の大人たちも巻き込んでいく。そして彼女たちは目標を見出していく。御代田町で行われることになったカーリングの国際大会のエキシビジョン競技会への出場。果たしてかつてのチームメイトが所属する強豪チームを下して勝利を手にすることはできるのか…。
■本田望結(清水香澄役) コメント
「カーリングの神様」で主人公・清水香澄を演じさせていただく本田望結です。3歳からフィギュアスケートを習っており、カーリング選手とは同じリンクを使用して、練習を共にしてきました。この作品のお話をいただき、初めてフィギュアシューズではなく、カーリングシューズでリンクに入りました。氷に立った瞬間のあの怖さで、3歳の時父の手にしがみつきながら初めてリンクに入った時を思い出しました。カーリングと出会い、カーリングと共に成長する女の子たちを、是非劇場で観ていただきたいです。本木克英監督と谷本佳織さんのタッグ作品に携われるこの時間を噛み締めながら、皆様に素敵な作品をお届けできるよう、チーム一丸で挑みます!
■本木克英(監督) コメント
この映画に関わるまでカーリングがこれほど奥深いスポーツであることや、長野県御代田町で盛んなことも知りませんでした。本田望結さんを始め、若く柔軟な出演者を通して、その魅力と真髄を観客の代表として伝えられたら嬉しいです。
『カーリングの神様』
2024年秋 新宿ピカデリー他全国公開
監督:本木克英
出演:本田望結 泉智奈津 白倉碧空 長澤樹
配給:ラビットハウス
©2024『カーリングの神様』製作委員会