突然、適応障害と診断された女性が、医療だけでなく、美しい街並みと自然のなか、家族や周りの人々との触れ合いを通じて、少しずつ自分を取り戻していく姿を描いた映画『Floating Holidays フローティング・ホリデーズ』が、2024年2月16日より公開されることが決定した。併せて、予告編とポスタービジュアルが披露された。
本作は、現代社会を象徴する病気のひとつ、適応障害に焦点を当てながらも、世代を超えて共感できる、ある日常を切り取った“癒やし系”ハートフルストーリー。
監督は、前作『コロナになりました。』では、海外映画祭にて数々の賞を受賞し、それを受け、本作にて長編映画デビューとなった増田有美。制作は大ヒット映画『キングダム』シリーズ、『沈黙の艦隊』などを手がけるクレデウスと増田有美監督が所属するクリエイティブ集団、TEAMカミナリとの強力タッグ。
出演は、適応障害と診断される真面目な性格の姉、みか役を小澤真利奈、会社を休職し療養する姉の部屋に転がり込んでくる奔放な性格の弟、まさゆき役を武田航平が演じ、2人によるW主演。2人はRPGゲームソフト「FINAL FANTASY Ⅻ」で、主人公とヒロインの声優として共演して以来の顔合わせとなる。そのほかの共演には、神楽坂恵、菅原修子、大嶋恵美、住吉美紀らが脇を固めている。
予告編は、たむらぱんの軽快な音楽が耳に残る映像となっている。ポスタービジュアルは、主演の武田航平と小澤真利奈の爽やかな笑顔が印象的だ。
『Floating Holidays フローティング・ホリデーズ』
2024年2月16日(金)よりキネカ大森にて公開
監督・脚本:増田有美
音楽:たむらぱん
出演:武田航平 小澤真利奈 神楽坂恵 菅原修子 大嶋恵子 住吉美紀
配給:ニチホランド
【ストーリー】 東京の企業で働く真面目な性格のみか(小澤真利奈)は、ある日突然、産業医から適応障害と診断され、叔母のいる福岡県うきは市で療養することに。早く復職したいと焦るみかのもとに、突然、大学を転々としながら仕送りをパチンコに使い込んで遊び暮らす弟、まさゆき(武田航平)が転がり込んでくる。数年ぶりに会った奔放な弟に翻弄されながらも、2人で色々な場所へ行き、会話を重ねるなかで、みかは自分の感覚を少しずつ取り戻していく。医療だけでなく、美しい街並みと自然のなか、家族や街の人たちとの触れ合いを通じて、気づかないうちに、みかの身体や心が変化していく。
©CREDEUS / Team Caminari