2001年NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」でデビュー後、俳優として活躍し、2011年に映像制作会社を設立、近年では国内外でプロデュース作品などを手掛けている結城貴史の第1回監督作品となる日本・フィリピン合作映画『DitO』が、2024年に公開されることが決定した。
結城貴史が主演も務め、高い演技力が評価され近年活躍めざましい田辺桃子、映画・TVドラマ等話題作への出演が続く尾野真千子が共演する本作は、“日本版ロッキー”ともいえる、ボクシングを通して、異国の地フィリピンで紡がれる“親”と“子”の成長と存在を描く物語。
結城が主人公の落ちぶれたボクサー役を演じ、その娘役を田辺桃子、妻役を尾野真千子が務めている。タイトルの『DitO』とはフィリピンのタガログ語で「今、ここ」という意味。妻子を日本に残し、異国の地・フィリピンで再起をはかるボクサーが、今を生きるための居場所=「DitO」を求める人間ドラマとして、タイトルに意を込めた。
本作は、イタリア・ローマで開催されたリエティ&サビナ映画祭(RIETI & SABINA Film Festival)にて最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀女優賞、最優秀男優賞の4冠を達成。今年9月に開催された第11回トルコ・アンタキア映画祭で音楽賞を受賞、11月に開催されたインド・マキズミトラン国際映画祭で最優秀作品賞と監督賞の2冠を達成し、第19回山形国際ムービーフェスティバルでジャパンプレミア上映を果たした本作が、国際的な舞台でさらなる飛躍を遂げた。この快挙を受け、最優秀女優賞初受賞となった田辺桃子、結城監督とは20年来の友人という尾野真千子、監督・主演の結城貴史から喜びのコメントが寄せられた。
▼キャスト&スタッフ コメント
■田辺桃子
初めての賞を、しかも主演女優賞をこの作品で頂けたことが、この上なく嬉しいです。コロナ禍を乗り越えて、約4年の時を越えて、大切な作品の一つが遂に皆さまの元へ届けられること、心の底から嬉しいです。尊敬する“チーム結城”と共にものづくりできたこと、光栄の一言に尽きます!「想い」はあっという間に色んな壁を取っ払って伝わるのだと、身をもって感じています。多くの方の心に寄り添える作品になれたら嬉しいです。早く日本でも皆さんに観てもらいたいです。日本公開をぜひ、楽しみにしていてください!!
■尾野真千子
結城さんは20年来の友達ですが、今まで共演はなく、やっと共演出来た作品がこの作品です。今回は監督兼主役で賞もいただいて。やったね!おめでとう!日本に戻ってきたらお祝いしようね!
■結城貴史(監督・主演)
“Age is Just a number”熱くなること、必死になること、、、逃げて、もがいて足掻いて、格好悪くとも、それでもそれはとてもかけがえのないものなんだと、 “自分の居場所は必ずある。”そんな想いを仲間たちと共に映画に魂を込めました。その映画がこうして海を渡り、賞を頂けたこと大変光栄です。少しでも多くの方々に届きますように。
『DitO』
2024年劇場公開
監督・出演:結城貴史
出演:田辺桃子 尾野真千子
配給:マジックアワー
©️2023DitO製作委員会 photo by Jumpei Tainaka