「大喜利5年、ハガキ3年、構成作家1年…相当お笑い野郎だな」衝撃の実話!『笑いのカイブツ』予告編

Web連載媒体「cakes」での連載が話題を呼び、2017年に書籍化されたツチヤタカユキの青春私小説を岡山天音主演で映画化する『笑いのカイブツ』が、2024年1月5日より公開される。このほど、予告編とポスタービジュアルが披露された。

本作は、“伝説のハガキ職人”と言われたツチヤタカユキの類まれな半生を描いた実話。何をするにも不器用。人間関係も不得意なツチヤタカユキの生きがいは、「レジェンド」になるためテレビの大喜利番組にネタを投稿すること。狂ったように毎日ネタを考え続けて、6年。実力が認められてお笑い劇場の作家見習いになるが、笑いだけを追求し、常識から逸脱した行動をとるツチヤは、周囲から理解されずに淘汰されてしまう。自暴自棄になりながらも笑いを諦め切れず、ラジオ番組にネタを投稿する“ハガキ職人”になると、次第に注目を集め、尊敬する芸人から声が掛かるが…。

予告編は、アルバイト中にもかかわらず、ネタ投稿をしている大喜利番組をイヤホンで聞き、人目もはばからずに大きなリアクションをとる“笑いに取り憑かれた”主人公ツチヤ(岡山天音)の姿から幕を開ける。そんな笑いに猛進するツチヤを面白がるピンク(菅田将暉)、ツチヤの努力を素直に尊敬するミカコ(松本穂香)に加え、ネタを投稿していたラジオ番組からは「漫才を作りたいね、ツチヤと。一緒に漫才作りましょう!」と憧れの芸人・ベーコンズの西寺(仲野太賀)の言葉が聴こえ、必死で笑いに食らいついてきたツチヤの運命を変える人物たちが映し出される。

大喜利投稿、ハガキ職人、構成作家…様々な経験を積んできたツチヤの才能と努力を認めた芸人・西寺のもとでラジオ番組の作家見習いとして働き始めるツチヤだったが、人間関係が不得意ゆえに、周りの先輩作家やスタッフから厳しい視線を浴びることに…。努力はできても器用になれず、「やるだけやって、燃え尽きたらそれまでじゃ。その先に何があんねん」と葛藤を抱え、心の叫びをあげるツチヤ。そんなツチヤに言葉をかけ続ける西寺の姿など、胸が熱くなるシーンが収められている。自身の価値観とは相いれない常識の中で、それでも自分の信じる笑いを貫くツチヤ。彼に寄り添う西寺、ピンク、ミカコ、おかん(片岡礼子)ら登場人物たちとの心揺さぶる展開に期待が高まる予告編となっている。

ポスタービジュアルでは、「あの頃、何者かになりたかった全ての人へ――。」のコピーと共に、夢も地獄も両方味わったような潤んだ瞳でこちらを見つめるツチヤの表情が印象的なものに。さらに、下部にはツチヤを取り巻く登場人物たちに加え、東京タワーや道頓堀などの舞台や、ラジオや表彰状などツチヤに影響を与えたアイテムも配されている。笑いに人生を捧げた男・ツチヤを待ち受けるものとは果たして?

『笑いのカイブツ』
2024年1月5日(金)より、テアトル新宿ほか全国ロードショー
監督:滝本憲吾
原作:ツチヤタカユキ「笑いのカイブツ」
出演:岡山天音 片岡礼子 松本穂香 前原滉 板橋駿谷 淡梨 前田旺志郎 管勇毅 松角洋平 菅田将暉 仲野太賀
配給:ショウゲート、アニモプロデュース

【ストーリー】 笑いに人生を捧げるツチヤタカユキは毎日気が狂うほどにネタを考える日々を過ごしていた。念願叶ってお笑い劇場の小屋付き作家見習いになるも、愚直で不器用なツチヤは他人には理解されず淘汰されてしまう。失望していた彼を救ったのはある芸人のラジオ番組だった。番組にネタや大喜利の回答を送るハガキ職人として再びお笑いに人生をかけていた矢先、「東京に来て一緒にお笑いやろう」と憧れの芸人からラジオ番組を通して声がかかった。そんなツチヤは東京で必死に馴染もうとするが…。

©︎2023「笑いのカイブツ」製作委員会