売り払われる寸前の農場を建て直そうと納屋に「キャバレー」を開いた実話を基にした、『Les Folies Fermières』(原題)が、邦題『ショータイム!』として、12月1日より公開されることが決定した。併せて、予告編とポスタービジュアルが披露された。
3代続いていた農場を自分の代で終わらせたくないダヴィッド。民事裁判所の判事から与えられた猶予はたったの2か月。まさに背水の陣。ここまで追いつめられて俄然力を発揮する人とそのまま沈んでしまう人がいる。人生の転機はほんの偶然とひらめきから生まれるもの。ダヴィッドは潰れかけている農場の納屋を改装してそこにキャバレーを作ろうと奔走し、反対する人たちを納得させ、パフォーマーを集め、喧嘩を制裁して華やかなショーを演出する。本作は、そんなフランスの田舎であった実話をもとにした笑いあり涙ありのエンターテインメント。
主役のダヴィットには『セラヴィ!』で大きな感動を与えたアルバン・イワノフ。相手役のボニーは社会派作品に多く出演、ダンサーとしての才能も開花したサブリナ・ウアザニが務める。
予告編では、自然豊かな田舎の農場にまさかのキャバレーを作り、人生の一発逆転を狙うダヴィッドと、キャバレーに集まるクセ者メンバーたちの奮闘ぶりが笑いを誘い、フレンチ・ポップスのレジェンド、ダリダのナンバーも盛り込まれる。「希望を捨てるな、最後にはうまくいく!」と微笑むダヴィッドだが、果たして農場キャバレーは成功するのか!?
ポスタービジュアルも、ワラが敷かれたステージでパフォーマンスするダンサーのボニーが目を惹くデザインで、ダヴィッドと彼が田舎町でかき集めたパフォーマーたちと牛が脇を固めるまさに“農家キャバレー”と言えるビジュアルに。
『ショータイム!』
2023年12月1日(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
監督・脚本:ジャン=ピエール・アメリス
出演:アルバン・イワノフ サブリナ・ウアザニ ベランジェール・クリエフ ギイ・マルシャン ミシェル・ベルニエ
配給:彩プロ
【ストーリー】 フランスの中南部、酪農家のダヴィッドは地方裁判所へ“出頭”する。3代続いた農場が経営危機により差し押さえられてしまうのだ。何とか2か月の猶予を与えられたものの、挽回の策はない。途方に暮れた帰り道、道端に明るく輝くネオンサインを見つける。“キャバレー”だった。そこで見たのは、妖艶なダンサー=ボニーの魅力的なパフォーマンス。ダヴィッドは、納屋をキャバレーに改装して勝負を賭けようと思いつく。折しもクビになったボニーに、ダヴィッドはショーの出演と演出をもちかける。怪しまれるも、ボニーはマネージャーと喧嘩別れしたばかり。かくしてボニーは演出兼任の鬼となり、ダヴィッドが集めた訳ありパフォーマーを厳しく鍛えると、みるみるうちにステージのパフォーマンスが出来ていく。いよいよオープンを明日に迎えた日、思いもよらない事態が起きてしまう…。
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