デモ隊に向かって軍が銃を発砲している緊迫した様子が!『プレジデント』特報映像

デンマーク出身の女性監督カミラ・ニールセンが、ジンバブエ共和国の真の民主主義を求める戦いを記録したドキュメンタリー『プレジデント』が、7月28日より公開される。このほど、特報映像と場面写真がお披露目となった。

2017年の軍事クーデターで、独裁者ロバート・ムガベ大統領が辞任し、エメルソン・ムナンガグワを暫定大統領に任命したジンバブエ共和国。本作は、クーデター後初となる大統領選の行方を現職のムナンガグワに挑戦する野党MDC連合の党首ネルソン・チャミサの姿を通して記録したドキュメンタリー。

特報映像や場面写真からは、独裁崩壊後の大統領選で、チャミサが民衆の支持を得ている様子や、デモ隊に向かって軍が銃を発砲している緊迫した様子が垣間見える。

『プレジデント』
2023年7月28日(金)より池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
監督:カミラ・ニールセン 
製作:シーネ・ビュレ・ソーレンセン ジョスリン・バーンズ 
製作総指揮:ファンディウェ・ニュートン ダニー・グラバー 
撮影監督:ヘンリック・ボーン・イプセン
編集:イェッペ・ボッドスコフ
配給:NEGA

【ストーリー】 1980年の独立以来、37年間にわたりジンバブエ共和国の政権を支配していたムガベ大統領がクーデターにより失脚。後継者として同国第3代大統領に就任した与党、ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF党)の代表ムナンガグワは翌2018年に行われる大統領選において「平和で信用できる公正な選挙を行う」と口では公言する。対する野党、民主変革運動(MDC連合)はモーガン・ツァンギライ党首のもと選挙に備えるが、大統領選の4ヶ月前にツァンギライ党首が癌で死去、MDC連合の新党首として若きカリスマと呼ばれるネルソン・チャミサが任命される。変わらぬ支配を目論む与党と、長年の腐敗に疲弊し、国内政治体制の変革を求める民衆に後押しされる野党。多くの国内外のマスコミや国民が注目するなか、国の未来を決める投票が始まるが……。

© Final Cut for Real, Louverture Films & Sant & Usant