磯山さやか「映画の嘘が私の夢なんです!」映画製作の悲嬉こもごも『愛のこむらがえり』予告編

同棲8年目の崖っぷちカップルが映画界に殴り込み。お互いの夢と才能に人生をフルベットした男女の悲喜こもごもを描くライトコメディ『愛のこむらがえり』が、6月23日より公開される。このほど、予告編がお披露目となり、松村邦洋、足立紳・晃子夫妻らより絶賛コメントが寄せられた。

地方公務員の香織(磯山さやか)は、浩平(吉橋航也)の自主映画に感動して上京したものの、いつしか同棲生活も8年目。背水の陣で浩平が書き上げたシナリオに惚れ込み、映画化を叶えるべく「推し」まくるが……。

ポジティブな人柄と並はずれた行動力で人生を切り開く、ヒロインの香織を演じたのは磯山さやか。故・志村けんや三谷幸喜ら喜劇の巨匠に愛されてきたコメディエンヌのセンスを本作で生き生きと開花させた。

ちょっと頼りないけれど、映画に熱い思いを傾ける浩平には、劇団東京乾電池の最終兵器・吉橋航也。

柄本明、品川徹、吉行和子、浅田美代子、菅原大吉、篠井英介、菜葉菜、京野ことみ、しゅはまはるみ、和田雅成など、脇を固める豪華キャスト陣の共演にも注目が集まっている。

予告編では、浩平が自身の経験を元に書き上げた映画脚本「愛のこむらがえり」を映画化すべく、映画業界を手を携えて駆け抜けていく香織と浩平の様子がテンポよく綴られる。「映画は人を狂わせる罪人なんだよ」と忠告する往年の名監督(品川徹)や、伝説のスクリプター(吉行和子)、国宝級俳優・⻄園寺宏(柄本明)、映画プロデューサー・伸子(菜葉菜)など二人を取り巻く印象的なキャラクターたちもお披露目となった。終盤には「映画の嘘が私の夢なんです」と思いを吐露する香織の姿も。映画とお互いを信じ抜き、進み続ける二人の一世一代の勝負の行方は…?

さらに、香織と浩平同様、二人三脚で映画を製作する足立紳・晃子夫妻ほか、いち早く本作を鑑賞した多彩な顔ぶれの著名人よりコメントが到着。「ラジオビバリー昼ズ」で磯山と共演している高田文夫は「磯山さやかのコメディエンヌへの確信がいよいよクランクイン」とエールを送る。同じくラジオで共演中の松村邦洋からは「若手時代、食えない時代の爆笑問題太田光さんを支えた光代夫人のようでした。(中略)「ラジオビバリー昼ズ」ファンにはたまらない映画です」と称賛のメッセージが届いている。

▼著名人 絶賛コメント

■高田文夫(放送作家)
この時代にふたりで映画製作という波乱含みの熱情。磯山さやかのコメディエンヌへの確信がいよいよクランクイン。

■松村邦洋(タレント)
若手時代、食えない時代の爆笑問題太田光さんを支えた光代夫人のようでした。「そういうとこだよ」と磯山さんのいつもの口癖もでたり、愛犬リリーも出てきて、「ラジオビバリー昼ズ」ファンにはたまらない映画です。

■足立紳・足立晃子(映画監督とプロデューサーの夫婦)
夫婦や恋人と組んで映画を作っていらっしゃる偉大な先達は多くいます。僕も妻と作りましたが、それは才能のある人以外はしてはいけないことだったのではないかと今思っています。ですから僕はこの映画を観ながら何度かスクリーンに叫びそうになりました。「やめとけ!やめるんだ!今ならまだ間に合う!これ以上、男にプレッシャーをかけないでくれ!」と。僕ならこれだけパートナーからのプレッシャーがあれば潰れています。「映画監督ってのは職業じゃない、罪名だよ。(以下略)」という恐ろしいセリフがありますが、映画監督のパートナーというのもある種の罪人なんだなあと思いました。(足立紳)

「プロってのは金をもらって映画を作るんだろ。自分で金を出して映画を作るなんて素人のやることだろ。他人の金を当てにするなんてあさましい過ぎる」企画がぜんぜん通らず私に一緒に映画を作ろうと軽ーい感じで言ってきた夫に何度か似たようなセリフを言ったことがある。映画を観ながら、夫への怒りが蘇ってきたけど、それだけではない怒りも沸々と湧いてきて、その怒りはせっかくだから何かのエネルギーにしなきゃなと思いました。(足立晃子)

■高尾紳路(囲碁棋士 九段)
囲碁は、打つ手が広く変化は無限にあり、対局中は五里霧中です。それでも、苦しみながら自分なりの最善手を探します。映画の2人が、将来への不安や仕事の悩みを抱えながら、同じ夢へ進んでいく姿は、重なるものがありました。囲碁の対局は孤独ですが、この2人は支え合っており、それがとても羨ましく感じました。そして、無性にホヤが食べたくなりました。

■立川談慶(落語家・作家)
「映画監督は職業ではない。罪人だ!」。映画を始め、落語も含めた芸能に携わる者は、そこから受ける感動と引き換えに背負い込む苦難を覚悟しなければならないのだ。でも、そんな痛みだって「愛する人と一緒ならきっと乗り越えられるよ」とこの映画に教えてもらった。だって、ふくらはぎに起きる「こむらがえり」は、次なる飛躍のためにこそあるのだから。涙の雨の後にかかる虹を信じよう。大丈夫。

『愛のこむらがえり』
2023年6月23日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、イオンシネマシアタス調布 ほか全国順次公開
監督:髙橋正弥
原作:加藤正人 安倍照雄
脚本:加藤正人 安倍照雄 三嶋龍朗
音楽:宮原慶太
エンディング曲:VOLOMUSIKS「夢がよぶほうへ」(SELECTIVE RECORDS)
ラインプロデューサー:中村有孝
出演:磯山さやか 吉橋航也 篠井英介 菜葉菜 京野ことみ しゅはまはるみ 和田雅成 伊藤武雄 小⻄貴大 前迫莉亜 藤丸千 川村那月 浅田美代子 菅原大吉 品川徹 吉行和子 柄本明
配給:プラントフィルムズエンタテインメント

【ストーリー】 地方公務員の香織(磯山さやか)は、浩平(吉橋航也)の自主映画に感動して上京したものの、いつしか同棲生活も8年目。背水の陣で浩平が書き上げたシナリオに惚れ込み、映画化を叶えるべく「推し」まくるが……。

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