生田斗真斗演じる主人公・岩切俊作の“渇ききった”表情をピックアップ!『渇水』場面写真

1990年文學界新人賞受賞、103回芥川賞候補となり注目を浴びた、河林満による名篇を、映画監督・白石和彌が企画プロデュースし、髙橋正弥監督、生田斗真主演で映画化する『渇水』が、6月2日に公開される。このほど、場面写真がお披露目となった。

本作は、『凶悪』、『日本で一番悪い奴ら』、『彼女がその名を知らない鳥たち』、『孤狼の血』シリーズ、『ひとよ』など、多くの重厚な作品を世に贈り出し続ける映画監督・白石和彌が、感動の人間ドラマに挑み、初プロデュースした意欲作。日照り続きの夏、市内には給水制限が発令されていた。市の水道局に勤める岩切俊作の業務は、水道料金滞納家庭や店舗を回り、料金徴収と、水道を停止すること(=停水執行)。貧しい家庭を訪問しては忌み嫌われる日々であった。俊作には妻と子供がいるが別居中で、そんな生活も長く続き、心の渇きが強くなっていた。ある日、停水執行中に育児放棄を受けている幼い姉妹と出会う。自分の子供と重ね合わせてしまう俊作。彼は自分の心の渇きを潤すように、その姉妹に救いの手を差し伸べる…。

場面写真は、生田斗真演じる主人公・岩切俊作の“渇ききった”表情をピックアップした3点。2023年になり、主演映画『湯道』が公開され、TVドラマ「大河ドラマが生まれた日」(NHK総合)、「幸運なひと」(NHK)で主演を務めるなど、華やかな人気と多彩な役どころを変幻自在に演じ分ける実力を併せ持つ生田斗真。今作では水道料金を滞納する家庭の水を日々停めて回るという業務に葛藤する、岩切という水道局職員を演じ、今回解禁された場面写真でも、干からびた目で日々を淡々と過ごす、誰もが初めて出会う新たな生田斗真の姿が切り取られている。

岩切役のキャスティングに関して、長谷川プロデューサーは「岩切というキャラクターは、最強の凡人だと捉えた時、凡人を演じたことのない生田斗真さんが閃きました。オファーして快諾まで1週間という異例の早さでしたが、この脚本ですから、自信はありました」と語っており、相思相愛のキャスティングだったことを明かしている。

この心の渇いた岩切が、給水制限の夏に幼い姉妹と出会うことで、どう変わっていくのか?岩切が選んだ思いがけない行動とは?

『渇水』
2023年6月2日(金)より、全国公開
監督:髙橋正弥
原作:河林満「渇水」
脚本:及川章太郎
企画プロデュース:白石和彌
主題歌:向井秀徳「渇水」
出演:生田斗真 門脇麦 磯村勇斗 山﨑七海 柚穂 宮藤官九郎 宮世琉弥 吉澤健 池田成志 篠原篤 柴田理恵 森下能幸 田中要次 大鶴義丹 尾野真千子
配給:KADOKAWA

【ストーリー】 日照り続きの夏、市内には給水制限が発令されていた。市の水道局に勤める岩切俊作(生田斗真)の業務は、水道料金滞納家庭や店舗を回り、料金徴収と、水道を停止すること(=停水執行)。貧しい家庭を訪問しては忌み嫌われる日々であった。俊作には妻と子供がいるが別居中で、そんな生活も長く続き、心の渇きが強くなっていた。ある日、停水執行中に育児放棄を受けている幼い姉妹と出会う。自分の子供と重ね合わせてしまう俊作。彼は自分の心の渇きを潤すように、その姉妹に救いの手を差し伸べる…。

©『渇水』製作委員会