1世紀ごろ後漢時代の中国大陸が発祥とされ、現在では中国国家級無形文化遺産にも指定されている伝統芸能・獅子舞をモチーフに、獅子舞の演武に挑む少年たちを描いた中国の3DCGアニメーション『雄獅少年/ライオン少年』が、5月26日より公開される。このほど、日本語吹替版主題歌が、のんの新曲「この日々よ歌になれ」に決定した。
幼い頃、両親と春節の行事である獅子舞と出会ってから、獅子舞競技に憧れを抱く少年チュン。両親は出稼ぎで留守を預かる貧しい彼の前に、突然、獅子舞を被った少女が現れた。華麗に舞い屈強な男たちを圧倒し、偶然にも同じ名前を名乗る少女チュンの姿は、少年チュンに獅子になるという<夢>を与えたのだった。お調子者のマオと食いしん坊のワン公、二人の親友ともに獅子舞バトル競技会への出場を決意。一切、獅子舞経験のない3人は、飲んだくれの元獅子舞選手チアンに弟子入りするが、周囲から馬鹿にされ、他の選手との力の差に圧倒されてしまう。更に出稼ぎで父親がケガを負い、逆境に立たされる少年チュン。しかし追い詰められたチュンは初めて感情を爆発させる「生まれてきたのは踏みつけられるためなんかじゃない!」と。獅子は人の恐れを取り除く、なにがあっても、夢を見ることを諦めるなと訴える獅子舞に魅せられた少年の未来とは?
日本語吹替版主題歌で、のんの新曲「この日々よ歌になれ」は、忘れらんねえよの柴田隆浩が、のんと話したエピソードを元に書き下ろした楽曲。のんの真っ直ぐで力強い歌声と柴田による歌詞が、獅子舞バトルを通して夢を掴むために困難を乗り越え成長していく少年たちの熱い物語とリンクするような楽曲となっている。アニメ映画に初めて楽曲を提供することとなったのんは、今回の楽曲提供について「素晴らしい映画です。青春に身を浸して映画の世界に没頭しました。フルCGでの圧倒的映像美にも驚きました。美しい光、景色、期待感を煽る構図。獅子舞の躍動は本物だった。主人公の悔しさがあり憧れがあり、ひたむきで力強い魂の叫びにワクワクします。こんなにも感情を燃やして獅子舞へ情熱を注ぐ姿に、真実を見るとは思いもしませんでした。まさにこの日々よ歌になれだ!と偶然の出会いに興奮しています。本当に嬉しいです」と喜びのコメント。
また、「この日々よ歌になれ」のミュージックビデオは4月12日(水)20:00にプレミア公開を予定。ミュージックビデオは映像作家の山田智和が監督し、「雨」のなかのんが走る姿が強く印象に残る作品となっている。
■のん(主題歌)コメント
やっと発表できた新曲「この日々よ歌になれ」。忘れらんねえよ柴田さんからデモが送られてきて再生した瞬間、心を掴まれました。この曲の持つペインを表現してくれるのは山田智和さんしかいないと思いMVのオファーをさせていただきました。雨の中走り抜けて希望を見出す、強い意志を持ったMVになっています。そしてもう一つ嬉しいニュースがあります。アニメーション映画『雄獅少年/ライオン少年』の日本語吹き替え版主題歌に決まりました。素晴らしい映画です。青春に身を浸して映画の世界に没頭しました。フルCGでの圧倒的映像美にも驚きました。美しい光、景色、期待感を煽る構図。獅子舞の躍動は本物だった。主人公の悔しさがあり憧れがあり、ひたむきで力強い魂の叫びにワクワクします。こんなにも感情を燃やして獅子舞へ情熱を注ぐ姿に、真実を見るとは思いもしませんでした。まさにこの日々よ歌になれだ!と偶然の出会いに興奮しています。本当に嬉しいです。MVプレミア公開と同時に、少し大きなニュースを発表予定なので楽しみに待っていてね!お楽しみに。
『雄獅少年/ライオン少年』
2023年5月26日(金)より、全国公開
監督:孫海鵬
日本語吹き替え版声優:花江夏樹 桜田ひより 山口勝平 落合福嗣 山寺宏一 甲斐田裕子
配給:ギャガ 泰閣映畫 面白映画 Open Culture Entertainment
【ストーリー】 出稼ぎ両親の帰りを待つ貧しい少年チュンは、ある日、華麗な獅子舞バトルで屈強な男を倒した同じ名前の少女チュンから、獅子頭を譲り受けた。チュンは、お調子者のマオと食いしん坊のワン公を誘い、獅子舞バトル競技大会出場を決意。飲んだくれの元獅子舞選手チアンに無理やり弟子入りする。チアンの妻アジェンの励ましを受け三人は猛特訓を続けるが、大会目前でチュンの父が大けがをして帰郷した。家族のため、大都市に出稼ぎに行くチュン。過酷な労働が続き、仲間との夢をも諦めそうになったチュンの前に、再びあの少女が現れた。
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