のん「大興奮」、門脇麦「幸せ」、大島優子「楽しみ」漫画「スカイハイ」のスピンオフを映画化『天間荘の三姉妹』10月公開!

『この世界の片隅に』の製作スタッフが、髙橋ツトムによる漫画「スカイハイ」の同名スピンオフ作品を映画化し、のん、門脇麦、大島優子が三姉妹を演じる『天間荘の三姉妹』が、10月28日より公開されることが決定し、併せて、イメージビジュアルと場面写真がお披露目となった。

映画の構想は7年前、ある映画監督と、ある漫画家の会話から生まれた。その監督とは、現在ハリウッドを拠点に活躍する、『ルパン三世』『あずみ』、そしてジャン・レノ主演『ドアマン』の北村龍平。そして漫画家は、その作風と世界観で熱狂的なフォロワーを持つ髙橋ツトム。お互いを「盟友」と呼ぶ二人が「これはどうしても映画にしなければならない」と共鳴した物語が、髙橋の代表作「スカイハイ」のスピンオフ作品「天間荘の三姉妹」である。そこに、社会現象を巻き起こしたアニメーション映画『この世界の片隅に』のプロデューサー真木太郎と、NHK連続テレビ小説「エール」を手掛けた脚本家の嶋田うれ葉が加わり、映画化に向けて一気に動き出した。

物語の軸となる三姉妹の三女役には、『この世界の片隅に』の主人公・すずの声優として高い評価を得た、のん。次女役は、大河ドラマから、映画、舞台まで様々な作品で強烈な存在感を放つ門脇麦。長女役に、近年数多くの賞に輝き、役者としての表現力と存在感に大きな注目が集まる大島優子という実力派3人が顔を揃えた。

舞台は三ツ瀬という町の温泉旅館、天間荘。映画が描くのは、いのち。ひとの生と死、たましい。家族や近しい人たちとのつながり。誰にとっても他人事ではないテーマを、あたたかく、力強く、時に観る者の心に問いかけながら、日常に寄り添う視線から見つめていく。世界はコロナ禍や戦争に突入し、人の生き死にが身近に感じられる今、図らずも今まさに観るべきリアルなメッセージの作品が誕生した。

イメージビジュアルは、雲海からの地平線に「天間荘の三姉妹」とタイトルロゴが載った美しい1枚だ。

場面写真には、カジュアルな服装に優しい笑みを浮かべたのん、海関連の作業服と思われる衣裳をまとった門脇、旅館の女将だろうか、着物を着用し凛とした佇まいの大島の姿が収められる。

▼スタッフ&キャスト コメント

■のん(三女役)
『天間荘の三姉妹』の原作を読ませていただいた時、とても感銘を受けました。一瞬で奪われてしまった命。残された人達はどう受け止めれば良いのか、まだ終わっていないのです。原作に込められたメッセージは、ファンタジーの世界として描かれているからこそ強く届くものだと感じ、参加したい、と決めました。そして、素晴らしいキャストの皆様と演技を交わすことができる喜びもあり大興奮でした。

■門脇麦(次女役)
撮影で共に過ごす時間を重ねる度、本当の家族なんじゃないかと錯覚を起こすくらいに、ご一緒した方々の背中を見るだけで胸が熱くなる、そんな現場でした。幸せでした。大切な方と一緒に、大切な方を思い浮かべながら観ていただけたら嬉しいです。

■大島優子(長女役)
ついにこの映画の情報が解禁になったことを大変うれしく思います。いつだろうかと、ずっと楽しみにしていました。北村龍平監督と最初のディスカッションをしたときにこの作品への滾る思いと信じる思いなどを受け、とても興奮しました。それはこの作品の世界のような、現実ではないような現実、狭間の世界を実際に体感したのです。天間荘の三姉妹の長女として、みなさまの魂のお立ち寄り心からお待ち申し上げます。

■北村龍平(監督)
生きること、死ぬこと、そして、その先の世界。髙橋ツトムという比類無き才能が生み出した、魂の救済の物語。原作と出会ってからの長い長い旅路の果てに、優しく、切なく、温かい、とても特別な映画が生まれました。天間荘という宿に集まる「ワケあり」な人々。その一人一人をたまらなく愛おしく感じています。ひとは生きていく。いのちよりも長く。作り手の我々の想いを、観客のみなさんにお届けできる日を楽しみにしています。

■髙橋ツトム(原作者)
『スカイハイ』シリーズは死を扱うストーリーですが、描いていることは常に与えられた人生を精一杯生きるということです。『天間荘の三姉妹』をご覧になった方の1日が充実していただけたらそれ以上の喜びはございません。

『天間荘の三姉妹』
2022年10月28日(金) 全国公開
監督:北村龍平
原作:髙橋ツトム「天間荘の三姉妹-スカイハイー」
脚本:嶋田うれ葉
プロデューサー:真木太郎(「この世界の片隅に」)
音楽:松本晃彦
出演:のん 門脇麦 大島優子
配給:東映

©2022 髙橋ツトム/集英社/天間荘製作委員会