大泉洋「ボヤくなんてとんでもない!恐ろしいこと聞きますね!?」吉永小百合、山田洋次監督の前ではボヤキ封印!?

時代とともに家族の姿を描き続けてきた山田洋次監督が、吉永小百合、大泉洋、永野芽郁を迎えて、変わりゆくこの令和の時代に、いつまでも変わらない母の愛を描く『こんにちは、母さん』が9月1日より公開される。このほど、3月15日にホテル雅叙園東京にて完成報告会見が行われ、キャストの吉永小百合、大泉洋、永野芽郁、寺尾聰、宮藤官九郎、YOU、枝元萌、そして山田洋次監督が登壇した。

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MCから「おばあちゃん役に抵抗はなかったか?」と聞かれた吉永は、「監督から『おばあさん役っていうのはどうですか?』って聞かれて、その時は『もちろんです!』って言ってしまったんですけど、後でちょっと早まったかなと思ったりして(笑)」と本音をポロリ。しかし「私の年代はもう皆さんお婆ちゃんになって、たまたま私に子供がいなかったから。自分に言い聞かせてやるようにしました」と当時を振り返った。

吉永の息子役を演じた大泉は「役が決まったときに、『吉永小百合から大泉洋は生まれない』とコメントしましたけど、現場に入ると、なんか分かんないけど間違って生まれたんだなという気がした」とコメント。山田組については、「毎日がとにかく楽しくて、こんなに楽しい現場でいいのかなと思うぐらい」とし、「山田組の素晴らしいところは、大体9時に始まって17時に終わる。普通のサラリーマンのような生活が本当に素晴らしくて。そんな現場、今ないわけですよ。山田組が終わって次の作品に入った時に、うちの娘が『山田組は良かったね』って言うぐらいで」と、山田組の快適さを絶賛していた。

イベント中、記者から「大泉さんといえばボヤき。撮影現場でボヤいたことは?」という質問が。これに大泉は「一切ボヤいてません!」と即答し、「恐ろしいこと聞きますね!?ボヤくなんてとんでもない!常に大感動してました」とボヤキを完全否定。これに工藤から「ずっとボヤいてましたよ」とチクリが入っていたが、これにも大泉はしっかりと否定していた。

『こんにちは、母さん』
2023年9月1日(金)より、全国ロードショー
監督・脚本:山田洋次
原作:永井愛「こんにちは、母さん」
脚本:朝原雄三
出演:吉永小百合 大泉洋 永野芽郁 寺尾聰 宮藤官九郎 YOU 枝元萌
配給:松竹

【ストーリー】大会社の人事部長として日々、神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、大学生になった娘との関係に頭を悩ませる神崎昭夫(大泉洋)は、久しぶりに母・福江(吉永小百合)が暮らす東京下町の実家を訪れる。「こんにちは、母さん」しかし、迎えてくれた母の様子が、どうもおかしい…。割烹着を着ていたはずの母親が、艶やかなファッションに身を包み、イキイキと生活している。おまけに恋愛までしているようだ!久々の実家にも自分の居場所がなく、戸惑う昭夫だったが、お節介がすぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気付かされていく。

©2023「こんにちは、母さん」製作委員会