朝鮮の装甲艦「亀船」、天守閣が船に乗ったような日本の旗艦「安宅船」が大迫力の海上バトル!『ハンサン ―龍の出現―』予告編

天下統一を成し遂げた豊臣秀吉が、次の狙いを大陸の明国に定め、侵攻の足がかりとして朝鮮半島に出兵した“文禄・慶長の役”。その戦の中でも日本と朝鮮、両軍の大きな分岐点となった“閑山島海戦”を映画化し、韓国で730万人を超える観客動員を記録した大ヒット作『ハンサン ―龍の出現―』が、3月17日より公開される。このほど、予告編と場面写真がお披露目となった。

イ・スンシン(李舜臣)は朝鮮水軍の将軍として日本の大軍から国を守り抜いた英雄。対する脇坂安治(わきざかやすはる)は、豊臣秀吉に仕え、加藤清正らとともに「賤ヶ岳の七本槍」に名を連ねた武勇の持ち主だ。お互いの実力を認める武将たちが、自軍内の政治的な駆け引きに翻弄されながらも、ついに決戦のときを迎える。伝説として語り継がれる朝鮮の装甲艦「亀船」や、天守閣が船に乗ったような日本の旗艦「安宅船」など、当時の軍艦の姿が現代に蘇り、圧倒的なスケールで戦国時代の海上バトルが展開する。特に数では劣る朝鮮水軍が繰り出す“鶴翼の陣”と、それを突き破ろうとする日本水軍の“魚鱗の陣”がぶつかり合うクライマックスは、スクリーンでこそ体感できる必見の大迫力だ。

予告編は、1592年豊臣秀吉による朝鮮出兵により、首都・漢陽(現在のソウル)が陥落するなど朝鮮軍の敗退が続く中、全羅左道(チョルラチャド)水軍の大将イ・スンシン(パク・ヘイル)が「この戦いが朝鮮の命運を決する」と次を見据えて冷静に準備を進める姿が描かれる。「何の戦いですか」と問われ「信念を貫く戦いだ」と答えるイ・スンシン。一方、日本軍の脇坂安治(ピョン・ヨハン)も水軍の将となり、イ・スンシンを待ち受け、ついに決戦の時へ。大海原で対決するのは日本水軍の“魚鱗の陣”と、数では劣る朝鮮水軍が繰り出す“鶴翼の陣”。また伝説として語り継がれる朝鮮の装甲艦「亀船」や、天守閣が船に乗ったような日本の旗艦「安宅船」など、当時の軍艦の姿が現代に蘇り、大迫力の海上バトルから目が離せない。

監督のキム・ハンミンは、同じくイ・スンシンを主人公に慶長の役の《鳴梁(ミョンリャン)海戦》を描き、韓国映画の歴代観客動員1位を記録した前作『バトル・オーシャン 海上決戦』(2014)を作り上げた経験をもとに、本作では水上に船を浮かべずに撮影するという方法を選択。実物大の板屋船を2~3隻設置できる超大型規模の室内セットを江陵スピードスケート競技場に、また麗水に野外撮影用セットを作って撮影し、船団を取り囲む大海原はVFXで合成。その大胆なアイディアにより作り上げられた臨場感あふれる映像と、パク・ヘイルも出演した『神弓-KAMIYUMI-』(2011)を彷彿とさせる迫力のある弓のシーンを含めた合戦シーンも必見。パク・ヘイル、ピョン・ヨハン、アン・ソンギら韓国映画界を代表する俳優たちの確かな演技力とともに、日本と朝鮮、国の命運を分ける戦国史上最大の海戦が鮮やかにスクリーンに蘇り、観客に未体験のカタルシスをもたらすだろう。

『ハンサン ―龍の出現―』
2023年3月17日(金)より、シネマート新宿ほかにて全国順次公開
監督:キム・ハンミン
出演:パク・ヘイル ピョン・ヨハン アン・ソンギ オク・テギョン(2PM) 
配給:ツイン

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