ソル・ギョング「私が願うのは両班も庶民もない世の中」“生きる”本当の意味とは?『茲山魚譜-チャサンオボ-』予告編&ポスタービジュアル

今年3月末に韓国で公開されると、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』『ゴジラvsコング』を抜いて1位を記録し(3月31日〜4月1日<映画振興委員会・映画館入場券統合ネットワーク>調べより)、第57回百想芸術大賞では大賞を受賞した、ソル・ギョングとピョン・ヨハン共演の韓国映画『茲山魚譜-チャサンオボ-』が、11月19日より公開される。このほど、本作の予告編、ポスタービジュアル、場面写真がお披露目となった。

本作は、日本でも渋沢栄一の孫、敬三が翻訳版の出版を志した、韓国で有名な海洋生物学書である「茲山魚譜(チャサンオボ)」に記された史実を基に師弟関係の行く末を描いた感動ドラマ。キリスト教が迫害されていた19世紀初頭の朝鮮時代。熱心な教徒だった天才学者・チョン・ヤクチョンは最果ての島に流刑になる。しかしそこには、豊かな海と自然、そして素朴な人々との出会いがあった。次第に海の生物たちの魅力にとりつかれ、庶民のための“海洋学書”を書き記したい欲望が生まれていく。そして島民の誰より海の生物に詳しい若き漁夫・チャンデと出会い、やがて二人は互いに師となり友となるのだったが…。

予告編では、異教徒として島に流刑になった天才学者チョン・ヤクチョン(ソル・ギョング)が島民たちの生活に触れ人生を見つめ直す中、学問好きの漁師チャンデ(ピョン・ヨハ)と出会う。二人は師弟関係の取引をし、ヤクチョンはチャンデに学問を教える代わりに、チャンデから自分の未知の分野だった魚の知識を教えてもらう。年齢の離れた親子、兄弟のような奇妙な師弟関係の中、二人は貧しいながらも幸せな日々を送っていた。しかし、重税に悩まされる島民たちの姿を見たチャンデは、“偉くなって国を変えたい!”と野心に燃え、両班になるため本土へと渡る。一方、人生を達観したヤクチョンは、“両班も庶民もない平等な世の中”を求め、魚の生物学書の執筆を続ける。二人の姿、変化を通して、「生きる本当の意味」について考えさせられ、二人の末路が気になる映像になっている。

ポスタービジュアルには、仲睦まじい二人の姿が描かれ、師弟関係の絆の深さが感じられる。

『茲山魚譜-チャサンオボ-』
11月19日(金)より、シネマート新宿ほか全国順次公開
監督:イ・ジュニク
出演:ソル・ギョング ピョン・ヨハン リュ・スンリョン イ・ジョンウン ミン・ドヒ
配給:ツイン

【ストーリー】 キリスト教が迫害されていた19世紀初頭の朝鮮時代。熱心な教徒だった天才学者・チョン・ヤクチョン(ソル・ギョング)は最果ての島に流刑になる。しかしそこには、豊かな海と自然、そして素朴な人々との出会いがあった。次第に海の生物たちの魅力にとりつかれ、庶民のための“海洋学書”を書き記したい欲望が生まれていく。そして島民の誰より海の生物に詳しい若き漁夫・チャンデ(ピョン・ヨハ)と出会い、やがて二人は互いに師となり友となるのだったが…。

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