累計発行部数50万部を突破した池井戸潤による同名小説を、本木克英監督が阿部サダヲを主演に迎えて映画化したクライム・エンターテインメント『シャイロックの子供たち』が2023年2月17日より公開される。このほど、1月10日に丸の内ピカデリーにて完成披露舞台挨拶が行われ、阿部サダヲ、上戸彩、玉森裕太、柳葉敏郎、杉本哲太、佐藤隆太、柄本明、佐々木蔵之介、本木克英監督が登壇した。
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撮影が1年3ヶ月前だったということで、久しぶりに集結したというキャスト陣。阿部は「お会いすることもなかったので、本当に久しぶりですよね」と述べ、「明けましておめでとうございます」と新年のご挨拶。錚々たる顔ぶれに玉森は、「僕としては、この世界観に入れて一緒にお芝居ができたということだけでも、すごく感動的な時間」と語った。
本作のキャッチコピー「金か、魂か。」にちなみ、キャスト自身にとっての究極の2択を発表することに。初めに阿部が「ロフトかハンズか」と書いたフリップを見せると、会場からは大きな笑い声が。阿部は「この間悩んだんですけど、結局ロフト行ったんだよなあ。どっちか迷わないですか?」と問いかけると、玉森は「良い質問ですね」と感心した様子。「文具ならロフト」という阿部に、上戸は「うっそー!?文具だとハンズじゃないですか!?」と意見が食い違ったが、予想以上の盛り上がりに阿部は「そういうのがやりたかったの(笑)」と満面の笑顔を見せた。また、上戸の究極の2択は「雑炊かうどんか」とし、「鍋のシーズンなので、最後の締めをどうするか。お鍋が一個だと悩みませんか?」と寒い時期の悩ましい問題を明かしていた。
3番手の玉森が「一生下着が脱げないか、一生靴下が脱げないか」と、かなり独特な2択を発表すると、阿部から「何を言ってるの?」という即ツッコミが。玉森は「脱げなくて、つけっぱなしだとしたら…?」と説明したが、キャスト陣の困惑する様子に気がつき、「僕、質問の質が違いますね(笑)。皆さんを困らせてしまうんで、早めに…」と、しょんぼりした様子でイベントの進行を急がせていた。
『シャイロックの子供たち』
2023年2月17日(金)より、全国公開
監督:本木克英
原作:池井戸潤「シャイロックの子供たち」
主題歌:エレファントカシマシ「yes. I. do」
出演:阿部サダヲ 上戸彩 玉森裕太 柳葉敏郎 杉本哲太 佐藤隆太 柄本明 橋爪功 佐々木蔵之介
配給:松竹
【ストーリー】 東京第一銀行の小さな支店で起きた、現金紛失事件。ベテランお客様係の西木(阿部サダヲ)は、同じ支店の愛理(上戸彩)と田端(玉森裕太)とともに、事件の真相を探る。一見平和に見える支店だが、そこには曲者揃いの銀行員が勢ぞろい。出世コースから外れた支店長・九条(柳葉敏郎)、超パワハラ上司の副支店長・古川(杉本哲太)、エースだが過去の客にたかられている滝野(佐藤隆太)、調査に訪れる嫌われ者の本店検査部・黒田(佐々木蔵之介)。そして一つの真相にたどり着く西木。それはメガバンクにはびこる、とてつもない不祥事の始まりに過ぎなかった…。
©2023映画「シャイロックの子供たち」製作委員会