「茶飲友達、募集」その広告の実態は、高齢者専門の売春クラブ!『茶飲友達』予告編

社会現象にもなった上田慎一郎監督作『カメラを止めるな!』や、今泉力哉監督作『退屈な日々にさようならを』など、ワークショップオーディションからキャスティングされた俳優たちと共に刺激的な映画を世に届け続けるENBUゼミナールの「シネマプロジェクト」。その記念すべき10作品目で、外山文治が監督を、岡本玲が主演を務める『茶飲友達』が、2023年2月4日より公開されることが決定した。併せて予告編と場面写真がお披露目となった。

新聞の三行広告に小さく書かれた「茶飲友達、募集」の文字…その正体は高齢者専門の売春クラブだった。65歳以上のコールガール「ティーガールズ」に殺到する沢山の事情を抱えたシニア男性たち。そしてそれを運営するのは佐々木マナを代表とする社会に居場所のない若者達である。ある日、スーパーで半額シールのついたおにぎりを万引きしていた国枝松子と出会ったマナは彼女を組織に勧誘し、人気売春婦へと仕上げていく…。

予告編は、渡辺哲演じる、妻に先立たれた茂雄が新聞の三行広告に掲載された「茶飲友達、募集」の文字を見つける場面からスタートする。その広告の実態は、高齢者専門の売春クラブ「茶飲友達(ティー・フレンド)」の斡旋の入り口。予告編前半は“ティーガールズ”と呼ばれるコールガールに扮した高齢女性とクラブを運営する若者たちの仕事ぶりや、岡本玲扮する売春クラブの代表・マナが仲間に「うちらはこの街のセーフティーネット」とうそぶき、万引きに手を染める孤独な松子(磯西真喜)に「“ファミリー”になってくれませんか」と勧誘するシーンなどが収められていきます。そんなセンセーショナルな前半から一転、後半はマナがビジネスを始めた“本当の理由”が語られていきます。そして最後は「『茶飲友達』それは、寂しさを埋め合う秘密の関係」というテロップで締めくくられ、現代社会に横たわる閉塞感や、高齢者・若者どちらにも共通する「寂しさ」が浮かび上がる予告編に仕上がった。

『茶飲友達』
2023年2月4日(土)より、渋谷ユーロスペースほか全国順次公開
監督・脚本・プロデューサー:外山文治
プロデューサー:市橋浩治
出演:岡本玲 アサヌマ理紗 池波玄八 石川佳代 磯西真喜 伊藤慶徳 大河内健太郎 大根田良樹 大森勇一 荻野祐輔 海江田真弓 海沼未羽 クイン加藤 楠部知子 五頭岳夫 佐野弘樹 重岡サトル 鈴木武 瀧マキ 谷川美枝 長島悠子 中村莉久 中山求一郎 名越志保 百元夏繪 福田温子 牧亮佑 岬ミレホ 光永聖 山形美智子 山下ケイジ 横山美智代 吉澤憲 吉田茂樹 渡辺哲

【ストーリー】 新聞の三行広告に小さく書かれた「茶飲友達、募集」の文字…その正体は高齢者専門の売春クラブだった。65歳以上のコールガール「ティーガールズ」に殺到する沢山の事情を抱えたシニア男性たち。そしてそれを運営するのは佐々木マナ(岡本玲)を代表とする社会に居場所のない若者達である。ある日、スーパーで半額シールのついたおにぎりを万引きしていた国枝松子(磯西真喜)と出会ったマナは彼女を組織に勧誘し、人気売春婦へと仕上げていく…。

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