「鎌倉殿の13人」“実朝”柿澤勇人「約半年の撮影期間だったので、実朝役に集中した一年だった」

ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場(MET=メト)の世界最高峰の最新オペラ公演を大スクリーンで楽しむMETライブビューイング。現在、絶賛“開演”中の2022-23シーズン第2作目には、人生で一度は観るべき泣けるオペラとして高い人気を誇る「ヴェルディ《椿姫》」が、12月16日(金)~22日(木)に全国公開される。このほど、12月9日に東劇にてトークイベント付き先行上映会が開催され、舞台や映画、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」などで人気の俳優・柿澤勇人が登壇した。

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本作は、トニー賞受賞演出家マイケル・メイヤーはじめ、ブロードウェイのクリエイターたちによる華麗な演出が彩る大人気オペラを、旬のスター歌手陣が歌い上げるというもの。マイケル・メイヤー演出のミュージカル『春のめざめ』(日本版)で主演を務めた柿澤は、「セットがまるで絵画みたい。蛍光灯とか、車の色とか、全部絵のように見えて、カッコいいし、きれいだし、おしゃれ、センスがいい」とメイヤーの演出を大絶賛。『ヴェルディ《椿姫》』に関しても、「絵のように感じました。セットだけでなく衣装もすごく素敵で。もちろん、今回の作品に関してはオペラですから、それに全く負けてない歌声で魅了している」と熱っぽく語った。

初めて見たオペラについて、柿澤は「大学生の時、休み期間を利用して年に2〜3回ニューヨークを往復したんですよ。その時にMETで見たのが、ジュリー・テイモアという演出家の『魔笛』。ジュリー・テイモアは、すごく日本のことをリスペクトしていて、演出もそれにインスパイアされたもの。日本伝統から影響を受けたような演出がすごく印象的だった」とコメントした。

《椿姫》で特に好きなシーンを聞かれた柿澤は「冒頭も儚くて好きなんですけど、夜のパーティーの衣装とセットの色使いが、お金かけたんだろうな…って(笑)」とため息まじりに答え、「ものすごいセンスを感じますね。舞台の色使いが、春夏秋冬をイメージして、人間関係と時期もリンクさせて演出されている」と、印象的なシーンを熱く語っていた。

また、MCから「今年は『鎌倉殿の13人』でお忙しそうで」と振られた柿澤は、「約半年の撮影期間だったので、実朝役に集中した一年だった」と今年を振り返っていた。

ヴェルディ《椿姫》
2022年12月16日(金)~12月22日(木)
※東劇のみ2023年1月5日(木)まで3週上映
指揮:ダニエレ・カッレガーリ 
演出:マイケル・メイヤー
出演:ネイディーン・シエラ スティーヴン・コステロ ルカ・サルシ
上映時間:3時間21分(休憩2回)
MET上演日:2022年11月5日
言語:イタリア語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。