吉沢亮「説得力がすさまじくて。すごかったです…」役所広司の演技に圧倒された!?

『いのちの停車場』の成島出監督が、役所広司主演、吉沢亮共演で贈る、国籍・文化・境遇の違いを超えて、家族を作ろうとする人々を描いた感動の物語『ファミリア』が、2023年1月6日より公開される。このほど、11月22日に新宿ピカデリーにて完成披露上映会が開催され、キャストの役所広司、吉沢亮、サガエルカス、ワケドファジレ、アリまらい果、シマダアラン、スミダグスタボ、そして成島出監督が登壇した。

役所の息子役を演じた吉沢は、役所との共演について「すごく嬉しかったです。いつかはご一緒させていただきたいと思っていた方ですし、今回このお話をいただいたときに、話自体もすごい素晴らしいですし、もう一つはやっぱり役所さんとお芝居ができるっていうことも、この作品に参加させていただけるすごく重要なことのひとつだった。すごく緊張しましたけど、すごい楽しみにしていて、学ばせて頂けるところもたくさんありました」とコメント。「特に学びになったところは?」という質問に、吉沢は「役としての佇まい、本当にその場に役の人間が存在しているというか。焼き物職人としての、普段のこの人の日常がこれなんだっていう説得力がすさまじくて。すごかったです…」と、役所の演技に圧倒された様子だった。

吉沢のコメントに役所は「立派な息子ですよね。お父さんのことをこんなに褒めてくれて(笑)」と満面の笑み。続けて「吉沢くんは、非常に自然にシーンに入ってきて、一緒に会話するシーンでも自然にそこに存在してくれる」とコメント。吉沢と2人でろくろを使うシーンがあるそうで、「僕は結構、時間をかけて苦労して色々練習したんですけど…。吉沢くんは大河ドラマであまり練習できなかったんですけど、結構達者にやるんで、『おかしいなあ?なんで、そんなにできるんだ?』っていう話をしましたけど(笑)」と笑顔で撮影時を振り返った。

これに吉沢も「大変でした。すごく。でも、少ない時間ではあったんですけど、先生にもいろいろ教えてもらいながら、頑張ってやりましたね」と、ろくろのシーンでの苦労を明かしていた。

『ファミリア』
2023年1月6日(金)より、新宿ピカデリーほか全国公開
監督:成島出
出演:役所広司 吉沢亮 サガエルカス ワケドファジレ 中原丈雄 室井滋 アリまらい果 シマダアラン スミダグスタボ 松重豊 MIYAVI 佐藤浩市
配給:キノフィルムズ

【ストーリー】 山里に一人暮らす陶器職人の神谷誠治(役所広司)のもとに、アルジェリアに仕事で赴任している学(吉沢亮)が婚約者ナディアを連れて一時帰国。結婚を機に会社を辞め、焼き物を継ぐと宣言した学に誠治は反対する。一方、誠治が住む隣町の団地に住む在日ブラジル人青年のマルコス(サガエルカス)は半グレに追われたときに助けてくれた誠治に亡き父の面影を重ね、焼き物の仕事に興味を持つ。そんな中、アルジェリアに戻った学とナディアをある悲劇が襲い…。

©2022「ファミリア」製作委員会