新進気鋭の製作・配給スタジオ「A24」史上最大のヒットを記録し、全世界興収1億ドルを突破したミシェル・ヨー主演の映画『EVERYTHING EVERYWHERE ALL AT ONCE(原題)』が、邦題『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』として、2023年3月3日より公開されることが決定した。併せて、特報映像と日本版キービジュアルがお披露目となった。
本年度のハリウッド批評家協会賞で作品賞を含む7部門を受賞、アカデミー前哨戦とも呼ばれるゴッサム賞にも多部門でノミネートされた本作。破産寸前のコインランドリーを経営するエヴリンは、気が弱く優柔不断な夫、反抗期の娘、頑固な父を抱え、さらに税金申告の締め切りが迫り、人生どん底状態。そんな彼女は国税庁の監査官から厳しい追及を受けている最中に、突然、夫のウェイモンドに並行世界(マルチバース)に連れていかれる。彼女の前に現れたのは、「別の宇宙(ユニバース)から来た“僕”だ」と言う、見違えるようにたくましい夫。さらに「マルチバース全体に巨大な悪が。君だけがそれを止められるんだ」と告げられたエヴリンは救世主へと覚醒。カンフーマスターばりの身体能力を手に入れた彼女は、全人類の命運を懸けた壮大な闘いに挑んでいく。
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』でもキレのあるアクションを魅せたレジェンド女優、ミシェル・ヨーを主演に、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』、『グーニーズ』で当時一世を風靡したキー・ホイ・クァンが共演。監督は『スイス・アーミー・マン』で才能を発揮したダニエル・シャイナート&ダニエル・クワン。製作には『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』の“ルッソ兄弟”ことアンソニー&ジョー・ルッソが名を連ねる。
特報映像では、エヴリン(ミシェル・ヨー)が突然マルチバースへジャンプし、女優のようなゴージャスな姿、謎のコスチュームで路上に立ちすくむ姿、そして血だらけの姿まで超高速で七変化する様子、ウェイモンド(キー・ホイ・クァン)がヌンチャクのように“ある物”を巧みに操り敵を一掃する超絶カンフーアクション、さらに惑星の衝突や、人間の頭が紙吹雪と共に爆発する様子など衝撃的なシーンが駆け巡る。
日本版キービジュアルは、ファイティングポーズをキメたエヴリンを中心に、書類の山やランドリーマシン、さらにブタやチワワまで奇想天外なマルチバースのアイテムが散りばめられている。背後にはそれらを統べる様な巨悪の姿が描かれ、カオスを漂わせる仕上がりとなった。
さらに、ダニエル・シャイナート&ダニエル・クワン監督から日本のファンに向けたコメントも到着。「この映画は多くのアジア映画へのラブレターでもあるのです。日本のアニメ作品やあらゆるものからインスピレーションを受けてこの映画を作ったので、日本の皆さんにはぜひ楽しんでもらいたいと思っています」と日本カルチャーからも多大な影響を受けたことを明かしている。
■ダニエル・シャイナート&ダニエル・クワン監督 コメント全文
Q:日本での公開に向けて、どのようなことを期待されていますか?
日本の皆さんにやっとこの映画を観ていただけるので、とても嬉しく思っています。日本のアートは想像力豊かで、遊び心があり、そしてパンクです。日本のアニメや映画を見ていると、ボクらももっとリスクを取ってそして楽しんで作品を作らなくては、という気になります。ボクらは皆さんがこの映画で日本のカルチャーが反映されていることを発見して欲しいと思っています。それと、日本はファンアートや映画のポスターが最高ですよね。いつも楽しませてもらっています。
Q:この映画を作ろうと思った背景を教えてください。
この映画は、インターネット時代に生きている我々の感情を表現してみました。言葉にはしがたいこのとてつもなく圧倒される感情をとらえて、それを乗り越えていきたいと思いました。始めから、エキサイティングなアイデアが3つありました。
1)バカバカしい闘いを繰り広げるSF・アクション映画
2)21世紀の移民の物語を通して家族愛を描く
3)あまりに多くの別宇宙に行きすぎ、哲学的な思想を探求することになるマルチバースムービー
また、この映画は多くのアジア映画へのラブレターでもあるのです。日本のアニメ作品やあらゆるものからインスピレーションを受けてこの映画を作ったので、日本の皆さんにはぜひ楽しんでもらいたいと思っています。
Q:日本のファンへのメッセージをお願いします。
ハロー、日本の皆さん!願わくば、本作の公開を皆さんと一緒に日本でお祝いできたらと思っています。日本にはまだ一度しか行ったことがありませんが、訪れた街、食べたもの、触れた芸術の全てがとても好きになりました。日本に行く理由を作るのに、また別作品をつくりたいなって思っています!
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
2023年3月3日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督:ダニエル・クワン ダニエル・シャイナート
出演:ミシェル・ヨー キー・ホイ・クァン ステファニー・スー ジェイミー・リー・カーティス
配給:ギャガ
【ストーリー】 破産寸前のコインランドリーを経営するエヴリン(ミシェル・ヨー)は、気が弱く優柔不断な夫、いつまでたっても反抗期の娘、ボケているのに頑固な父を抱え、さらに税金申告の締め切りが迫りテンパりモード、まさに人生どん底状態。そんな彼女が国税庁の監査官(ジェイミー・リー・カーティス)に厳しい追及を受けている最中に、突然、夫のウェイモンド(キー・ホイ・クァン)に連れていかれたのはなんと並行世界(マルチバース)。めくるめく三千世界に迷い込んだ彼女の前に現れたのは、「僕は君の夫じゃない。別の宇宙(ユニバース)から来た“僕”だ」と言う、見違えるようにたくましい夫。さらに「マルチバース全体に巨大な悪が。君だけがそれを止められるんだ」と告げられたエヴリンは救世主へと覚醒。カンフーマスターばりの身体能力を手に入れた彼女は、全人類の命運を懸けた壮大な闘いに挑んでいく。
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