ミシェル・ヨー、アジア系で初のアカデミー賞主演女優賞にノミネート!『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

1月24日(現地時間)に第95回アカデミー賞のノミネーションが発表され、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で主演を務めたミシェル・ヨーが主演女優賞に初ノミネートされた。

▼1月16日に行われた放送映画批評家協会賞(クリティクス・チョイス・アワード)授賞式にて ミシェル・ヨーのインスタグラム(michelleyeoh_official)より

米メディア「Hollywood Reporter」によると、ミシェルはアジア系女優として初めてアカデミー賞主演女優賞の候補になった。これを受けて、ミシェルは自身のインスタグラムに「圧倒されていて、大きな喜びと幸せを感じています!この映画に携わったすべての人が作品に全身全霊を注ぎました」と投稿。「(主人公の)エヴリン・ワンを演じたことは、この40年のキャリアの中で最も素晴らしい名誉の一つになりました。まさに生涯にまたとない役です。このチャンスを与えてくれた監督のダニエル・クワンとダニエル・シャイナートに感謝します。この瞬間をこれからもずっと大切にします」と喜びをつづっている。

ミシェルは先日、アカデミー賞の前哨戦として注目されるゴールデン・グローブ賞で最優秀主演女優賞を受賞。このほかにも、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞、サターン賞など複数の最優秀女優賞に輝いている。

アカデミー賞で『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は主演女優賞のほか、作品賞、監督賞(ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート)、助演男優賞(キー・ホイ・クァン)、助演女優賞(ステファニー・スー、ジェイミー・リー・カーティス)、脚本賞、作曲賞、歌曲賞、衣装デザイン賞、編集賞の最多10部門11ノミネートを果たした。授賞式は2023年3月12日(日本時間3月13日)に開催される。

本作は、破産寸前のコインランドリーを経営する人生どん底の主人公エヴリン(ミシェル・ヨー)が、並行世界“マルチバース”で巨大な悪に挑むアクション・エンターテインメント。全世界興収1億ドルを突破するヒットを記録した。日本では2023年3月3日に公開される。

▼ミシェル・ヨーのインスタグラム(michelleyeoh_official)より

▼ゴールデン・グローブ賞授賞式にて ミシェル・ヨーのインスタグラム(michelleyeoh_official)より

▼『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の予告編

現在60歳のミシェルは、マレーシアで生まれ、1984年の香港映画『デブゴンの快盗紳士録』で俳優デビュー、『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』(1997)でハリウッドに進出。アカデミー賞作品賞の候補になった『グリーン・デスティニー』(2000)などに出演し、最近は『クレイジー・リッチ!』(2018)、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)といった話題作で活躍している。今後の出演作には、ケネス・ブラナー監督のミステリーシリーズ第3弾『A Haunting in Venice(原題)』、ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』シリーズの新作などがある。