ドラッグ・ディーラーの一夜の犯罪劇を94分間のワンショットで描くノンストップクライムスリラー『ナイトライド 時間は嗤う』が、11月18日より公開される。このほど、特報映像、場面写真がお披露目となった。

恋人との光の射す未来を手に入れるため、裏社会から足を洗おうと最後の賭けに出たドラッグ・ディーラーのバッジ。悪名高い闇金業者から資金を調達し大口の取引きに挑むが、弟分のヘマから取返しのつかない事態に転げ落ちる。本作は、失ったブツと新たな買い手を探し出すべく、真夜中の北アイルランド・ベルファストを奔走する主人公の姿を94分間ワンショット撮影。電話の向こうの“姿なき”登場人物たちとの危険な駆け引きがノンストップで展開する。

特報映像は、「これが終われば足を洗える」というセリフで始まり、ドラッグ・ディーラーを生業にしていたバッジ（モー・ダンフォード）が裏社会を抜け堅気の世界での商売のため資金を稼ぐため、最後の取引きに挑む緊迫感あふれる映像となっている。正体不明の追跡者の存在や、駆け引きで目いっぱいの中で現れるパトカー、目差し帽をかぶり銃を片手に部屋の中に侵入する男、後ろから何者かに銃を突きつけられるバッジの姿など、予測不能な物語の展開の連続で息つく暇を与えない。これまでどっぷりと裏社会に染まっていたバッジの最後の取引きは決して一筋縄ではいかないことが確信できるハラハラドキドキの映像に期待が膨らむ。

場面写真は、殺気立った表情でバッジに顔を近づける正体不明の男、バッジの無事を願う恋人ソフィアのカットなど、絶体絶命の窮地に立つドラッグ・ディーラーを取り巻く数少ない登場人物たちの姿が切り取られている。

『ナイトライド 時間は嗤う』
2022年11月18日（金）より、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
監督：スティーヴン・フィングルトン
出演：モー・ダンフォード　ジョアナ・リベイロ　ジェラルド・ジョーダン
配給：ミッドシップ

【ストーリー】 長年、麻薬の密売に手を染めてきたドラッグ・ディーラーのバッジ（モー・ダンフォード）は、恋人ソフィアと共に裏社会から足を洗おうと最後の大口取引を画策。ウクライナ人プッシャーから50キロのブツを仕入れ、倍の値段で売り抜けるのだ。そのために、裏社会でも一目置かれる闇金のジョーから10万ポンドを借りる羽目となるが、売り先も確保しすべては順調に思えた。しかし、弟分のヘマからブツを積んだバンが何者かに乗り去られ、買い手にも逃げられてしまう。返済期限が迫る中、事態を収拾しなければ彼の人生計画はフイになり、見せしめにジョーの手によって消されてしまう。残り僅かな時間で窮地に立たされたバッジのもと、彼が買い手を失ったことを知ったジョーはすでに手下を仕向けていた。

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