“心に傷を抱えた少女”と“アニメの世界に行きたい殺人鬼”によるスプラッター×ラブストーリー『PARALLEL』9月公開

世界のクリエイターが注目するゆうばり国際ファンタスティック映画祭2021でグランプリを受賞した、“心に傷を抱えた少女”と“アニメの世界に行きたい殺人鬼”の恋愛模様を描く、異色のスプラッター×ラブストーリー『PARALLEL』が、9月25日より公開されることが決定した。併せて、予告編と新メインビジュアルがお披露目となり、著名人からの絶賛コメントが寄せられた。

本作は、残酷な世界に生きる、悲しくも美しいふたりの愛の物語。

主演にはモデル・女優として活躍し、本作が長編映画初主演となる楢葉ももなと、CM「CHILLOUT」に出演する芳村宗治郎の二人を抜擢。渋谷での1日限定の上映会では、チケット販売開始当日に全席完売し、急遽追加上映が行われた。話題が話題を呼びアメリカ、イギリス、ドイツ、オランダなど、海外映画祭からも上映オファーが殺到している。

メインビジュアルでは、冷たく残酷な世界に生きるふたりが流した血や心の痛み、そしてふたりに訪れた束の間の幸福な時間を表現されている。

また、「より多くのお客さまにご来場いただき、映像・音ともに最高の品質に仕上げたうえで楽しんでいただきたい」というスタッフ・キャストの願いから、クラウドファンディングでの支援もスタートさせている。詳細はこちらへ。

▼著名人からの絶賛コメント

■田中要次(俳優)
日本ファンタ系映画の救世主現る!!監督のみならず、兼務パート半端ないインディーズ映画にして、このクオリティーの高さに脱帽!グロさを光と色彩が中和しているかのようなバランス感覚がイイ!二次元的要素を持ちながらもエグいのもイイ!そして、危うきヒロイズムが胸を締め付ける…。日本が「ジャラパゴス」と馬鹿にされるなら、逆手に貫いた上でそれを粋だと言わせる方法だってあるよっ!と思わせてくれた。配信ドラマに押されがちな昨今の日本映画の危機を救済してくれそうな、田中大貴監督の未来に期待したい。だから我が国よ、日本映画界よ、二度と彼のような才能を食い物にするべからず!彼の想像力を育む環境を与えたまえ!

■内田英治(映画監督)
世界各国に殺人鬼スリラーの映画というのはあり、それぞれの国のカラーを映し出すものだ。であれば、今作はとても日本的な恐怖心理を切り取っている異色作だ。ヒューマン・スプラッターとでも言うのか。手作りで撮りあげたこの若い作家さんに脱帽。

■佐藤佐吉(映画監督・脚本家・俳優)
この映画が面白いと言い切ってしまうことはとてつもないリスクを背負うことになる。それでもあえて言おう。めちゃくちゃ面白いと。ただし、見たあとにあなたがどうなってしまうかまでは責任負えないので悪しからず。

■五箇公貴(プロデューサー)
この映画の中で幾度か起こる奇跡。美しく切ないそのシーンの数々に心を奪われ、最後は落涙していた。この上なく純度の高いラブストーリーを、もう一度スクリーンで思う存分味わいたい。

『PARALLEL』
2022年9月25日から9月29日まで、テアトル新宿「田辺・弁慶映画祭セレクション2022」内で公開
監督・脚本・撮影・照明・編集・特殊造形・VFX・プロデューサー:田中大貴
出演:楢葉ももな 芳村宗治郎 菅沢こゆき 十代修介 ひと:みちゃん ふじおあつや ミネオショウ 灯敦生

【ストーリー】 これは残酷な世界に生きる、悲しくも美しいふたりの愛の物語。幼少期に両親から虐待を受けていた舞(楢葉ももな)は、その過去の記憶と折り合いをつけられずにいた。ある日、舞はアニメキャラクターのコスプレ姿で殺人を繰り返す殺人鬼(芳村宗次郎)に遭遇する。不思議と舞に興味を惹かれたコスプレ殺人鬼は自分の正体を隠し、舞に近づいていくのだった。舞は心の傷を、殺人鬼は自分の本当の姿を隠しながらも、二人は次第に仲を深め、見えない“何か”によって強く惹かれあっていく。しかし、お互いが隠している本当の姿を知ることは、別れを意味していた。