Ken Yokoyama、BRAHMANらも参加した“日本一小さな音楽フェス”の10年!『素晴らしき日々も狼狽える』9月公開

2014年に鹿児島・桜島のふもとで誕生した野外音楽フェス「WALK INN FES!」の10年に渡る活動を追ったドキュメンタリー映画『素晴らしき日々も狼狽える』が、9月16日より地元・鹿児島の天文館シネマパラダイスにて特別先行公開したのち、全国順次ロードショー公開することが決定した。併せて予告編と本ビジュアルがお披露目となった。

「WALK INN FES!」は第一回に出演した Ken YokoyamaがライブMCで“血の通った日本一小さな音楽フェス”と表現した国内有数の音楽フェス。予告では「僕らの街は、僕らで創る。」というスローガンのもと、協賛に頼らず活動を続けてきたスタッフと、フェスに出演した様々なアーティストの想いが交差する内容となっている。

監督は80年代の日本のハードコア・パンクシーンの黎明期を記録したパンクドキュメント映画『ちょっとの雨ならがまん』(1983)の安田潤司監督。安田監督自身も2012年から鹿児島に在住。「フェスという名の街創り」に感銘を受け、2018年より「WALK INN FES!」に参加し、本作を完成させた。

7月22 日(金)より、劇場窓口ほかにてステッカー付き特別鑑賞券1,500 円(税込)が発売される。

『素晴らしき日々も狼狽える』
2022年9月16 日(金)〜9月29日(木)天文館シネマパラダイスにて特別先行公開後、全国順次ロードショー
監督:安田潤司
出演:塩屋楓優 野間太一 Ken Yokoyama BRAHMAN フラワーカンパニーズ the band apart HAWAIIAN6 G-FREAK FACTORY MOROHA locofrank 怒髪天 OAU bacho タテタカコ 突然少年 ぢゃんシーラカンス BACKSKiD 人性補欠 その日暮らし Tonto
配給:安田映像研究所
配給協力:ポルトレ、P.P.P.project

【作品概要】2014年に桜島のふもとで産声を上げた野外音楽フェス「WALK INN FES!」は、「僕らの街は、僕らで創る。」をテーマに掲げ、当初は協賛も募らず、プロのイベンターを使わず、出演するバンドマンたちがステージを設営し出番以外の時間は運営を手伝うDIYなフェスだ。ライブだけでなく音楽、ダンス、食、アート、アパレルから子供たちの経営するお店まで、様々なジャンルが一堂に会しながらも規則や禁止行為を極力設定せず、参加者が自ら考え場を創り出す。そして「WALK INN FES!」のもう一つの特徴は地元のミュージシャンが数多く出演し、名だたるバンドやアーティストと肩を並べてパフォーマンスを披露すること。日本でも数少ない「自立するローカルカルチャー」の雛形でもあり、それはまさに小さな「街」のようだった。年々参加者の増加と共に「街」は徐々に広がり続けた。しかし、2020 年、コロナウイルスの猛威が世界を襲った。音楽フェスが続々中止になり、ライブハウスからも音が消えた。僕らの「街」はこのまま終わってしまうのだろうか?フェスの発起人である音響エンジニアの野間太一は鹿児島の仲間達と何を考え、この「街」を創ったのか?フェスに参加した大勢のミュージシャンのライブシーンやインタビューなど、10年にも及ぶアーカイブから紡がれる、音楽から生まれた街「WALK INN FES!」と「鳴らし続けている者たち」による映像詩が完成した。