「私たちが“かつて見ていたはずの世界”」青葉市子の主題歌も!『こちらあみ子』予告編

「むらさきのスカートの女」で第161回芥川賞を受賞した今村夏子のデビュー作で、第26回太宰治賞、第24回三島由紀夫賞をダブル受賞した小説「あたらしい娘」(のちに「こちらあみ子」に改題)を、森井勇佑監督が大沢一菜主演で映画化する『こちらあみ子』が、7月8日より公開される。このほど、予告編と追加場面写真がお披露目となった。

主人公は、広島に暮らす小学5年生のあみ子。少し風変わりだが純粋なあみ子の行動が、家族や同級生など周囲の人たちを否応なく変えていく過程を、少女の無垢な視線で鮮やかに描き出す。

青葉市子の主題歌「もしもし」が流れる予告編では、あみ子を優しく抱きしめるような青葉の歌声、そして「たのしいこともさびしいことも―――あみ子が教えてくれるのは、私たちが“かつて見ていたはずの世界”」というコピーと共に、あみ子の日常が綴られていく。

さらに、「もしもし」のシングルが6月15日(水)より配信スタート。ジャケットには、あみ子役の大沢一菜が青葉市子に直接プレゼントした手描きイラストが使われている。また、同曲のミュージックビデオのディレクションを森井勇佑監督が手がけている。

場面写真では、予告編でも使われている電池切れのトランシーバーに語りかけるあみ子をはじめ、井浦新、尾野真千子がそれぞれ演じるお父さん・お母さんの仲睦まじいショット、原作小説でも印象的なキャラクターで、広島で開催されたオーディションで選出されたお兄ちゃん(奥村天晴)、のり君(大関悠士)、坊主頭(橘高亨牧)の3人も初お披露目となった。

『こちらあみ子』
2022年7月8日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督・脚本:森井勇佑
原作:今村夏子「あたらしい娘」(のちに「こちらあみ子」に改題)
音楽:青葉市子
出演:大沢一菜 井浦新 尾野真千子

【ストーリー】 あみ子(大沢一菜)はちょっと風変わりな女の子。優しい父(井浦新)、一緒に登下校をしてくれる兄、書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいる母(尾野真千子)、憧れの同級生のり君。たくさんの人に見守られながら生きるあみ子だが、純粋で素直なあみ子の行動は周囲の人たちを困らせることになり…。

©︎2022『こちらあみ子』フィルムパートナーズ