北米最大のドキュメンタリー映画祭「Hot Docs 2022」で最高賞受賞!『Blue Island 憂鬱之島』特報映像

“雨傘運動”の79日間を描いた『乱世備忘 僕らの雨傘運動』のチャン・ジーウン監督最新作で、香港と日本の合作で製作されたドキュメンタリー『Blue Island 憂鬱之島』の公開日が7月16日に決定し、特報映像がお披露目となった。併せて、本作が、カナダで開催された北米最大のドキュメンタリー映画の祭典「Hot Docs 2022(Hot Docs Canadian International Documentary Festival)」にて最高賞(Best International Feature Documentary)を受賞したことが発表された。

本作は、20世紀後半、“文化大革命”(1966〜1976年)、“六七暴動”(1967年)、“天安門事件”(1989年)と世界を震撼させた事件に遭遇し、激動の歴史を乗り越えてきた記憶、そして現代、香港市民の自由が急速に縮小していくなかで、時代を超えて自由を守るために闘う3世代の人々の姿をドキュメンタリーとフィクションを駆使してより鮮明に描き出す。自由を求めるすべての人々と、あなた自身の物語でもある。

すべては、彼らが世界と向き合おうとした時期に起きた出来事だった。ある者は文化大革命が起こるくらいならと、香港に向かって横たわる海峡を泳ぎ渡ることを選んだ。また、ある者は学生の自由の要求を支持し天安門広場へと向かったが、戦車と銃弾によって夢と肉体が削ぎ落とされる光景を目撃することになった。そして、あるものは理想の香港を作るため暴動の渦中に向かっていった…。この若き日の熱狂は、時代の移り変わりとともに深い闇の中に埋もれてしまった。しかし、彼らがいかに抵抗したかという記憶は、香港の歴史に残るかけがえのない瞬間の記録と証言であり、市民運動に参加する若者たちへ今でも多くの示唆を与えている。それぞれの世代の葛藤から、未曽有の危機に直面する香港の人々は、何を受け止め、どのような答えを導き出すのか?

『Blue Island 憂鬱之島』
2022年7月16日(土)より、渋谷・ユーロスペースほか全国順次公開
監督・編集:チャン・ジーウン
プロデューサー:ピーター・ヤム アンドリュー・チョイ 小林三四郎 馬奈木厳太郎
配給:太秦

【作品概要】 香港と日本の合作で製作されたドキュメンタリー。20世紀後半、“文化大革命”(1966〜1976年)、“六七暴動”(1967年)、“天安門事件”(1989年)と世界を震撼させた事件に遭遇し、激動の歴史を乗り越えてきた記憶、そして現代、香港市民の自由が急速に縮小していくなかで、時代を超えて自由を守るために闘う3世代の人々の姿をドキュメンタリーとフィクションを駆使してより鮮明に描き出す。

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