「むらさきのスカートの女」で第161回芥川賞を受賞した今村夏子のデビュー作で、第26回太宰治賞、第24回三島由紀夫賞をダブル受賞した小説「あたらしい娘」(のちに「こちらあみ子」に改題)を、森井勇佑監督が大沢一菜主演で映画化する『こちらあみ子』が、7月8日より公開される。このほど、本作の特報映像、ポスタービジュアル、場面写真がお披露目となった。
主人公は、広島に暮らす小学5年生のあみ子。少し風変わりだが純粋なあみ子の行動が、家族や同級生など周囲の人たちを否応なく変えていく過程を、少女の無垢な視線で鮮やかに描き出す。
特報映像は、「応答せよ、応答せよ、こちらあみ子」という本作を象徴するセリフから始まり、小学生から中学生時代まで、あみ子(大沢一菜)の視点から見た日常のスケッチが青葉市子の楽曲と共に綴られていく。
ポスタービジュアルには、あみ子の無垢なまなざしが真正面から収められる。
『こちらあみ子』
2022年7月8日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督・脚本:森井勇佑
原作:今村夏子「あたらしい娘」(のちに「こちらあみ子」に改題)
音楽:青葉市子
出演:大沢一菜 井浦新 尾野真千子
【ストーリー】 あみ子(大沢一菜)はちょっと風変わりな女の子。優しい父(井浦新)、一緒に登下校をしてくれる兄、書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいる母(尾野真千子)、憧れの同級生のり君。たくさんの人に見守られながら生きるあみ子だが、純粋で素直なあみ子の行動は周囲の人たちを困らせることになり…。
©︎2022『こちらあみ子』フィルムパートナーズ