作家・櫛木理宇による同名サスペンス小説を、白石和彌監督が阿部サダヲと岡田健史共演で映画化する『死刑にいたる病』が、5月6日より公開中。このほど、5月7日に新宿バルト9にて公開記念舞台挨拶が行われ、キャストの阿部サダヲ、岡田健史、岩田剛典、そして白石和彌監督が登壇した。
公開後の周囲からの反応を聞かれた阿部は、「結構面白かったっていう方が。もう一回観たいっていう人も結構ましたけど、ポップコーンが途中で食べられなくなってしまった方も…」と苦笑い。岡田も周りの反応について「今までにないぐらい、褒められてます」と自画自賛し、「僕も公式SNSもやっているので、若い方々の感想を聞けたら、次につながる」と、映画の感想を募っていた。
岩田は本作の感想について聞かれると「僕も少し食欲が無くなりましたね(笑)」と苦笑い。しかし、「本当に面白くて、見応えのある映画で、すごいものを観てしまったという感じ。阿部さんが演じた役は邦画史に残るんじゃないのかなと言うぐらいのインパクト」と、阿部の熱演を絶賛していた。
「病的にハマっているものは?」というMCからの質問に、「爪が顔」という意味深な回答をした阿部。これについて阿部は「撮影を終わってから、よく爪を見るようになった。爪を見ていると、爪が顔に見えてくる。最近、左手の薬指の爪をずっと見てると、天海祐希さんに見えてくる」と、謎すぎる珍回答で会場を爆笑の渦に包んでいた。
『死刑にいたる病』
2022年5月6日(金) 全国公開
監督:白石和彌
原作:櫛木理宇「死刑にいたる病」
脚本:高田亮
出演:阿部サダヲ 岡田健史 岩田剛典 中山美穂
配給:クロックワークス
【ストーリー】 理想とは程遠いランクの大学に通い、鬱屈した日々を送る雅也(岡田健史)の元にある日届いた1通の手紙。それは世間を震撼させた稀代の連続殺人事件の犯人・榛村(阿部サダヲ)からのものだった。24件の殺人容疑で逮捕され、そのうちの9件の事件で立件・起訴、死刑判決を受けた榛村は、犯行を行っていた当時、雅也の地元でパン屋を営んでおり、中学生だった雅也もよくそこに通っていた。「罪は認めるが、最後の事件は冤罪だ。犯人は他にいることを証明してほしい」。榛村の願いを聞き入れ、雅也は事件を独自に調べ始める。そこには想像を超える残酷な事件の真相があった…。
©2022映画「死刑にいたる病」製作委員会